宜野座村議会 > 2020-03-12 >
03月12日-03号

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  1. 宜野座村議会 2020-03-12
    03月12日-03号


    取得元: 宜野座村議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-30
    令和2年第2回定例会┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃                                                ┃┃              令和2年第2回宜野座村議会定例会会議録               ┃┃                                                ┃┠──────────┬─────────────────────────────────────┨┃ 招 集 年 月 日 │           令 和 2 年 3 月 10 日           ┃┠──────────┼─────────────────────────────────────┨┃  招 集 場 所  │         宜 野 座 村 議 会 議 事 堂           ┃┠──────────┼───┬──────────────────┬───┬──────────┨┃ 開 ・ 散 の 日 時 │開 議│  令和2年3月12日 午前10時00分  │議 長│  石 川 幹 也  ┃┃          ├───┼──────────────────┼───┼──────────┨┃  及 び 宣 言  │散 会│  令和2年3月12日 午後4時18分  │議 長│  石 川 幹 也  ┃┠──────────┼───┼──────────┬───┬───┼───┴──────┬───┨┃ 応(不応)招議員 │議 席│  氏    名  │出 席│議 席│  氏    名  │出 席┃┃          │番 号│          │の 別│番 号│          │の 別┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃ 応(不応)招議員 │議 席│  氏    名  │出 席│議 席│  氏    名  │出 席┃┃          │番 号│          │の 別│番 号│          │の 別┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃ 並びに出・欠席議員 │ 1 │  仲 間 信 之  │ ○ │ 9 │  當 眞 嗣 則  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃          │ 2 │  津嘉山 朝 政  │ ○ │ 10 │  伊 芸 朝 健  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃出 席   12 名 │ 3 │  新 里 文 彦  │ ○ │ 11 │  小 渡 久 和  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃欠 席   0 名 │ 5 │  照 屋 忠 利  │ ○ │ 12 │  当 真 嗣 信  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃  凡   例   │ 6 │  眞栄田 絵 麻  │ ○ │ 13 │  石 川 幹 也  │ ○ ┃┃○    出  席 ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃△    欠  席 │ 7 │  平 田 嗣 義  │ ○ │   │          │   ┃┃×    不 応 招 ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃△(公) 公務欠席 │ 8 │  山 内 昌 慶  │ ○ │   │          │   ┃┠──────────┼───┼──────────┴───┼───┼──────────┴───┨┃          │ 3 │   新 里 文 彦     │   │              ┃┃会 議 録 署 名 議 員├───┼──────────────┼───┼──────────────┨┃          │ 5 │   照 屋 忠 利     │   │              ┃┠──────────┼───┴───┬──────────┴───┴──────────────┨┃ 職務のために出席 │事 務 局 長│  北 城   暁                     ┃┃          ├───────┼─────────────────────────────┨┃ した者の職氏名  │係     長│  山 城 勝 樹                     ┃┠──────────┼───────┼──────────┬───────┬──────────┨┃          │村     長│  當 眞   淳  │健康福祉課長 │  平 田 義 史  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │副  村  長│  山 城   智  │健 康 福 祉 課│  野 辺 あやの  ┃┃          │       │          │参     事│          ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃地方自治法第121条  │教  育  長│  志良堂 芳 男  │農 業 委 員 会│  山 内 慶 一  ┃┃          │       │          │事 務 局 長│          ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃により説明のため  │会 計 管 理 者│  当 真 涼 子  │産業振興課長 │  石 川 岩 夫  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │総 務 課 長│  下 里 哲 之  │建 設 課 長│  河 上 正 秀  ┃┃出席した者の職氏名 ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │企 画 課 長│  比 嘉 昭 彦  │上下水道課長 │  仲 間 盛 雄  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │観光商工課長 │  金 武 哲 也  │教 育 課 長│  新 里 隆 博  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │村民生活課長 │  仲 間   貢  │       │          ┃┠──────────┼───────┴──────────┴───────┴──────────┨┃会 議 の 経 過 │別 紙 の と お り                          ┃┗━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛            令和2年第2回宜野座村議会定例会議事日程(第3号)                                         令和2年3月12日                                         開 議 午前10時┏━━━━┯━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃日程番号│ 議 案 番 号 │          件           名          ┃┠────┼────────┼─────────────────────────────────┨┃  1  │        │一般質問眞栄田絵麻・當眞嗣則・伊芸朝健・津嘉山朝政)      ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┗━━━━┷━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ○議長(石川幹也) これから本日の会議を開きます。(10時00分) △日程第1.一般質問を行います。  一般質問は会議規則及び申し合わせ事項により、答弁を含めないで30分以内とします。なお、1回目の質問及び答弁は登壇して行い、2回目以降の質問は質問席で、答弁は自席にて行うこととします。 通告順により順次発言を許します。 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) ハイタイ、グスーヨー、チューウガナビラ。笑って元気眞栄田絵麻ナトーイビン。チューヤ ユタサルグトゥ ウニゲーサビラ。一般質問をする前に、所感を述べさせていただきます。2020年、日本にとって節目の年、新しいね年を迎えましたが、沖縄県では1月にうるま市や沖縄市の養豚農場において豚コレラが発生、養豚農家や県民に不安を与え、深刻な事態に。およそ1万2,000頭の豚が殺処分されました。県は、本島内の全ての豚へのワクチン接種を6日から開始し、対応しているという状況です。そんな中、今度は昨年12月に中国武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症は、武漢市を中心に大規模な流行が世界中で認められ、日本における患者数も増加しています。そして、沖縄県内においては、コロナウイルス感染症の患者が発生し、感染予防策に取り組んでおります。感染拡大で、全国の多くの学校が臨時休校の対応に追われ、観光経済、企業など、行き場のない状況に追い込まれ、大変な打撃を受けています。本村においても、感染拡大防止のため、小中高の臨時休校、卒業式の自粛、簡素化、イベントの中止、施設の利用の制限と防止に向かって対策に取り組んでおります。大変厳しい生活状況の中ではありますが、まだ油断大敵。自粛も継続する必要があるそうですので、村民の御協力と御理解を賜り、このような非常事態を村民一丸となって乗り越えていきましょう。それでは早速でございますが。通告に従い一般質問をさせていただきます。 1点目、葬儀の改善策促進についてです。冠婚葬祭を簡素化し無駄な出費を抑え、よりよい生活環境を村当局、各区行政、各種団体、関係機関と連携し、新生活運動の共通認識を持ち理解し合い、これからの世代に向けて、特に徹底した葬儀の簡素化の改善が必要だと平成30年12月に、私は一般質問をいたしましたが、その後の改善に向けてどのような活動をしたか。進捗状況についてお伺いします。 2点目、第1回宜野座村オープンガーデンの開催についてです。2月10日から16日までの7日間、日ごろから丹精込めてつくった庭や花壇など、手入れした花々や木々など、それぞれ庭主の個性あふれた花園に多くの方々が癒され、心安らぐひとときを満喫したと思います。そこで伺います。(1)宜野座村のオープンガーデンとはどういうことか。(2)来場いただいた人数は。(3)開催したことでどんな効果があったのか。(4)今後の課題と普及啓発についてです。 3点目、辺野古埋め立てについてです。何百台のトラックに満載された土砂が、毎日毎日、辺野古の海に投げられています。私は心が痛み見ていられません。辺野古の海は毎日泣いています。そのような状況を間近で見て、村長はどう思われるか、お伺いします。以上について、誠意ある御答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) それでは、眞栄田絵麻議員一般質問にお答えいたします。 まずは1点目の葬儀の改善策促進についてでございますが、葬儀の香典料につきましては、平成13年に村内で統一されておりますが、その他祝い事の簡素化及び統一化につきましては、行政連絡会議、区長会等の場で、各区でも簡素化につき継続して検討していただきたいと要請しているところでございます。これまでの間、一部の区では金額の引き下げが行われておりますが、村全体での統一はできていない状況でございます。今後も継続し、各区との意見交換を行い、改善に向け取り組んでいきたいと考えております。 次に2点目の第1回宜野座村オープンガーデンの開催についてでございます。まずは、宜野座村オープンガーデンとはという御質問がございます。オープンガーデンは、イギリスが発祥の地であり、1920年代に花や緑で飾られた個人宅を、ある期間人々に公開したことが由来とされております。今回初めての開催となりました宜野座村オープンガーデンは、村内の15カ所の庭園がエントリーし、2月10日から2月16日までの7日間、庭主が日ごろから丹精込めてつくったお庭をパンフレットで紹介し、期間中観賞パスポートを持っていれば、何度でも対象のお庭に入ることができることとして一般公開いたしております。 (2)のオープンガーデンの来場者につきましては、リピーターの方も含めて延べ1,000人以上との報告を受けております。 (3)でございますが、オープンガーデンの効果についてでございます。来場者には多くの村民も含まれており、村民の花の村づくりへの意識改革へとつながったものと評価しております。また、南は南城市、北は国頭村まで、村外から多くの来場がございました。阪神タイガースのキャンプとも重なっていたことで、観光客の皆さんや、また外国人のお客様も見られ、新たな客層の獲得につながり、素通りだった方々を集落内へ誘導することができ、宜野座村の魅力を知るきっかけになったと考えております。なお、効果の検証はできておりませんが、未来ぎのざや飲食店などにも波及効果はあったものと考えております。また、オープンガーデンは、まちの景観を美化するだけでなく、庭の中で会話が生まれ、花木を介した交流やコミュニティ形成など、人の輪が広がっていく効果もあると報告されております。今回参加した庭主からも、来場者との交流の場となり、苗の育て方、花木の名称、草花の種、苗の交換などのほか、励ましの言葉をたくさんもらったなど、庭主からオープンガーデンを実施してよかったとの声が多く聞かれ、庭主のスキルアップ及び意識高揚により、今後の事業継続への波及にもつながったものと考えております。 (4)今後の課題についてでございますが、オープンガーデンを実施している場所がわかりづらいということ、また、本村は食事処が土日に営業していないなどの意見が来場者から多く聞かれました。場所がわかりづらい点については、のぼり旗を100枚、看板を50枚余り作成して、要所要所に誘導看板とのぼり旗を設置しておりましたが、見つけづらいという声があったため、次回以降は一度看板を見逃しても、途中で見つけられるよう、のぼり旗と誘導看板を充実させるなど、改善策を検討していきたいと考えております。食事処については、飲食店舗への期間中の協力について、商工会や観光協会などと連携して取り組んでまいります。普及啓発については、今回、村広報紙やSNSで情報発信したほか、村内の新聞2社に掲載していただいたことで、村外から多数の来場につながったと考えております。特に新聞を見て来村したという方が多かったようです。今回、オープンガーデンを実施したことで、村内の庭主同士の交流が生まれております。そのつながりを活用して、エントリーする庭主をふやしながら、花の村づくりの普及啓発を進めていきたいと考えております。 次に、辺野古の埋め立てについてでございますが、辺野古新基地建設問題については、現在、国と県が対立する構図に加えて、県民投票などでも示されている県民の建設反対という意向が多数を占めているということは十分承知しております。この問題につきましては、護岸工事の遅延や軟弱地盤、工事費の増額などさまざまな課題が出ている状況でございますが、これまでも再三にわたり申し上げてきたとおり、私は移設先の市長ではないため、特別な権限を有しておりません。そういう中で、宜野座村の現状を関係者に伝えるとともに、与えられた権限の中で負担軽減を図っていくことが私の仕事だと考えております。辺野古の土砂投入につきましては、テレビなどの報道でのみの確認となりますが、宜野座村長として、具体的な策が講じられる立場ではないことから、私としましては、今後の動向を注視しながら対応するしかないと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 御答弁ありがとうございました。 まず初めに、1点目の葬儀の改善策促進について質問をいたします。現代社会では、環境も変化し、生活文化様式の多様化の変化の中で、私は村民の経済的安定を図ることを重要な課題として捉えており、生活から無理、無駄、見栄をなくすことにおいて、少し形態を変える必要性を強く感じております。その件について、村長の考えをお伺いいたします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 確かに、経済的な負担については、軽いに越したことはございませんので、議員のおっしゃることについて異論はございません。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 同じ考えだということで。 そこで、平成26年9月に、伊芸朝健議員から、今後の活動促進についてということで質問をされております。その質問に対し村長は、各区の地域性もあることから、6区の区長へ行政連絡会議を通して、村全体での画一的な取り組みが必要かどうか、検討していただくように依頼していくということであります。今後、各区の意見を集約し、検討してまいりますと答弁をされております。あれから何年たったでしょうか。もう過去から、多分村長が議員のときから、この件に対しては、いろいろな議員から質問がされております。ところが、現在も実現しておりません。その件について、各区の集約はどうなっていますか。そして、なぜいつまでも検討で終わっているのですか。その件についてお伺いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 この冠婚葬祭の簡素化の運動につきましては、以前から、議員からも御質問がございます。この件について、我々も各区の現状を調べながら、統一化に向けた取り組みについてどう考えますかという質問もしながら取り組んできているところでございます。ただ、先ほども申し上げましたけれども、こういった議論の中で、ある区については金額を下げて、統一化に向けた取り組みが出てきております。ただ、この問題について時間がかかるというのは、それだけ難しい問題だということだと思っております。やはり個人でやりとり、また地域の中でいただいた香典だとか祝儀、そういったものがそれぞれの地域で継続して行われているということが、簡単に切りかえできない部分だと思っておりますので、そのあたりについては、引き続き関係区と意見交換をしながら、また区の中では、村内で統一したほうがいいという意見も出されている地域もございますので、そういった情報交換をしながら、統一化に向けた動きをしていければと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 簡単にはできない、難しい、こういったことを何度も聞かされました。しかし、検討することで終わるのではなく、では私から聞きますけれども、それに対してできることから努力しましたか。それとも行動しましたか。お伺いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 この問題を、その都度取り上げることで、各区に再考を促しております。そういうことで、やはり地域の状況の中で判断していかなければならないことだと思っております。この問題につきましては、私ども行政だけではなくて、議員各位も地域の中で責任ある立場にいらっしゃるかと思いますので、その中でさらに議論を深めていただいて、統一化に向けて御協力いただければ、このことについてもより早く推進していけるかと考えている次第でございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 努力をしている、そういった答弁ですね。しかし、取り決めされた盛り塩とか、それから看板の徹底、そしてチラシなどの周知徹底、それから香典返しの廃止、早急に協議会を開いて、力を入れてほしいと私も質問の中で要望しました。これは12月です。そして区長会の意見を聞きながら対応していきたいという答弁をされております。では、新生活運動推進協議会は、必要に応じて開催するということになっておりますが、その質問に対しての開催というのはやっていないということでしょうか。それとも、いつ開催しましたか。
    ○議長(石川幹也) 下里総務課長。 ◎総務課長(下里哲之) 引き続きお答えいたします。 推進協議会につきましては、まだ開催されておりません。必要性についてでございますが、現在、各区とお祝い事のものも含めて、引き続き協議をしているところでございます。その間は、一区におきましては、統一に向けて香典料等を引き下げて、他の区と同じような額にしたところもございます。また、チラシ配布、それから香典の封筒等を、新たに交付するようにしたところも、二区ふえたということで、着実に前に進んでおりますが、まだ統一を見ていないということと、これからどういったところを話し合っていくかというのも、まだ途中でございますので、協議会の開催についてはまだ行っていないという状況でございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) いつも同じような答弁ですね。結構です。 ここで、先ほど難しいとかおっしゃいますけれども、難しいことではないのです。私は、やる気があるかどうかの問題だと思っております。12月にも伊江島の例を言いました。現実に伊江島では徹底されております。皆さんの手元に配付をしていると思いますが、御覧になっていますか。これは伊江島で現実にきちんとやっているという証拠です。そして、沖縄市の登川もきちんとやっていました。看板もいっぱい出して。これです。そして、池武当も池原もやっておりました。確認いたしました。やはり最初は難しい。また、統一するのはとにかくできないのではないかということも、多々あったそうですけれども、しかし、区民や多くの人から、とにかくその件についてはきちんとやってくれないかという要望の意見がいっぱいあったそうです。ですから、動かざるを得なくなったわけです。でも宜野座村もそうじゃないですか。私たち議員が何度も何度も質問をしても、何一つ改善されていない。話し合いも持たれていない。その取り決め等の統一はやりやすいと思うのです。なぜかというと、きちんと宜野座村の冠婚葬祭簡素化運動というのがあるわけですから、そこには各区の金額も全部書かれています。伊江島では、「このように小さな紙をつくって、裸のお金を挟むのです。」お名前を書いて。そして、葬斎場に行くと受付が2つあるそうです。区民の皆さん、それから他島からいらっしゃった方。そして初七日が行けないとか、四十九日まで行けないという方のものに関しても、きちんとこのように一人一人が紙に追加して。そうしたら1,000円ではあるのですが、それに2,000円を挟んだりとか、ただつけ加えるだけなのです。そういうことの何ができないのですか。そして、登川もきちんとこのようにいろいろなところに看板を出しております。生活改善推進、目立つのです。こちらも告別式は1,000円です。そして77回忌のスーコーも1,000円です。そしてお礼状のみということで、お礼状も、これは池原の自治会が出しているのです。公民館自体がです。このようにして一つ一つできるところから努力をしましたと、3カ所から言われました。だから私は、伊江島を参考にしてもいいのではないかと思うのですが、村長いかがですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 先ほども答弁させていただきましたけれども、村内、告別式と法事については1,000円で統一されております。そこは平成13年から統一されております。また、看板など、それは各区で設置したりということも行われておりますし、封筒なども各区で取り組まれております。ただ、祝い事についてはまだ統一されていない現状がございまして、今、議員がおっしゃられている告別式などの法事については、改めて申し上げますけれども、1,000円という形で統一がなされているということは申し述べておきたいと思います。それ以外の祝い事については、6区あるうちの2区がまだ統一しておりません。今回の議員の御質問も踏まえて、関係区にも話を持ちかけて、今後どうしていくのかということもやっていきたいと思いますし、恐らくそこの御出身の議員の先生方もいらっしゃいますので、その中でまた掘り下げて議論していければ、村全体の冠婚葬祭全て、統一化に向けて取り組んでいけるのではないかと思っております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) では聞きます。新生活運動推進協議会は、いつ持つ予定ですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 同協議会につきましては、かなりの大人数でございまして、会議を持つのも結構な人を呼ばないといけないということがございます。以前に協議会で話し合われたことを踏まえて、今の冠婚葬祭の現状があると思っておりますので、そういった中である程度整理がされてきて、先ほど申し上げましたが、現在二区のみ、まだ統一化できていないところがございますので、全体で議論というよりも、そういう区に現状を投げかけて議論していければと思っております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) その件は、早目に行動し、そして努力をしていただきたいと思います。簡素化運動の改善を、本当に徹底して、村民の切実な要望に応えるように取り組んでいただきたいと思います。最後に、村長の一言をお伺いしてこの件は終わります。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 この問題については、以前から多くの議員から御質問がございますので、引き続き関係区とも協議をしながら、また区長会とも情報交換をしながら、統一化に向けて取り組んでいきたいと考えております。また、先ほども申し上げましたけれども、その際、各区の御理解も必要でございますので、そのあたりについては、議員各位からの後押しがあれば進めやすいと思っておりますので、どうぞ御協力よろしくお願いいたします。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) その件については、私の質問が最後になるようにお願いいたします。 次に、2点目の第1回宜野座村オープンガーデンの開催について質問いたします。さて、オープンガーデンは1920年頃、イギリスで一般の庭を一定期間だけ公開するという活動から始まり、今では観光の目玉になるくらい、日本でも盛んに開催されるようになりました。沖縄県でも、南城市を初め、そして各市町村でも広がりつつあります。お庭を通じて、季節感あふれる草花を楽しみながら、訪れる方々との交流を楽しめる大変すばらしいイベントを本村も開催し、担当課や御協力いただきました庭主の皆様、関係者の皆様、御来場いただきました1,000人以上の方々には、心から感謝と敬意を表したいと思います。宜野座村は2018年、日本風景街道「やんばる風景花街道」に選出されております。今回の開催は、その意味でも大変いいきっかけになったのではないでしょうか。村長も、大変お忙しい公務の中、皆さんのお庭を観賞されたと聞いております。皆さんのすてきな個性あふれるお庭を御覧になっていかがでしたか。御感想をお願いいたします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 今回のオープンガーデンの取り組みにつきましては、多くの皆様の御協力を得て、実施することができました。また私、そのオープンガーデンの期間中は、公務多忙により行けなかったのですが、日を改めて、終わった後に行かせていただきましたけれども、その際にも多くの庭主さんから、いろいろな人との交流、そしてまた多くの皆様が訪れたことで、モチベーションが高くなったということ、さらには、次のオープンガーデンを見据えて、剪定の技術を勉強している方だとか、スキルアップ、また意識の高揚に大きくつながったのではないかと思っております。本当に実施できてよかったなと思っております。先ほど申し上げましたけれども、いろいろな課題も克服しながら、村内における花いっぱい運動の一助となればいいなと思っておりますので、また御支援、御協力いただければと思います。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) ありがとうございます。 今、村長からも御答弁がありましたように、実は私も身内が出展しておりまして、ちょっとお手伝いをさせていただきまして、オープンガーデンのよさを自分自身も味わいたくてやりましたけれども、おっしゃるとおり、私自身が、個人的に懐かしい知人とか、それから友人、そして訪れる皆さんとの会話を楽しむことができました。そして、やはり私もガーデンが好きで、私のところはジャングルなのですが、意識を変えてお庭づくりもやってみたいなという、すごく刺激を受けました。そういうところでは、とてもすばらしいイベントではなかったかなと、ほとんどの共通視点ではないかと思っております。そこで今回、庭主が13件でしょうか。開催するに当たり、庭主の基準というのはあるのでしょうか。 ○議長(石川幹也) 金武観光商工課長。 ◎観光商工課長(金武哲也) 続けて眞栄田絵麻議員にお答えいたします。 今回のオープンガーデンについては、庭主の基準というのはございません。各区と、また近隣にこういう方がいらっしゃるとか、いろいろな方々から事情を聴取しまして、この方の庭はきれいですよとか、この方は協力していただけるのではないかという情報をいろいろ収集しながら、今回は庭主を選定してございます。それから過去の美化コンクールがございます。美化コンクールの受賞者についても声をかけて、御協力をいただいた方々も多くいらっしゃいます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 初めての開催ですので、手探り状況もあったかもしれません。そこで、開催するに当たって、先進地、つまり南城市とか名護の屋部とか、それから久志、そういったところとも意見交換をやったことはございますか。 ○議長(石川幹也) 金武観光商工課長。 ◎観光商工課長(金武哲也) 続けてお答えいたします。 今回のオープンガーデンに向けて、事務局、それから推進協議会のメンバーで勉強会を開いております。まず、昨年の5月21日に久志地域のオープンガーデンのヒアリングを、担当が過去7回実施してございますので、その先進地ということで、どういった取り組みをなされていたのかというヒアリングをしております。それから5月23日に、久志支所、久志地域のオープンガーデン振り返り会というのがあちらで行われておりましたので、そちらにも参加して確認をしました。実際に、あちらで開催した庭主さんの御意見も拝聴したというところでございます。それから9月11日、南城市オープンガーデン、こちらにもヒアリングを行っております。10月、今回御協力いただける庭主さんにも呼びかけて、南城市のオープンガーデン…、すみません、これはオープンガーデンの実行委員会を立ち上げまして、村の花づくり推進協議会のメンバーと、それから庭主代表ということで、照屋忠利議員にも出席していただいて、南城市のオープンガーデンの視察をしてございます。それから、先ほどの久志地域のオープンガーデンの発起人であります松尾さんという方がいらっしゃいますが、この方もオープンガーデンの実行委員会に招いて、いろいろ情報を収集して、今回のオープンガーデンに至ったというところでございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 先進地との交流、それから意見交換をする中で、今回1回目の、先ほど村長からも答弁がありましたけれども、反省点とか、またよかったという点はいっぱいあったと思います。私も一軒一軒回ってみました。そのときに、私は全部の家をわかるわけではありませんので、やはり目印になるのぼり旗を見ながら行ったところもあるのですが、私は、ちょっと旗が少ないような気がしました。そしてもう一つは、駐車場の案内板、これもちょっと見づらいなというのも感じております。 それから、各家庭のお庭を見ているときに、本当に皆さん個性があってすばらしかったです。最高でした。その中で、やはり興味のある人はどうしても庭主の皆さんと交流を持ちながら聞きたいこともあるだろうと思います。皆さん、勉強しに来ている方もいらっしゃいますし、お花が大好きということでリピーターもおりました。そういうことで、花の名前も知りたいなということで質問がありましたけれども、私自身も知りませんでしたから。これも一つの勉強かなと思って専門の方に聞いて、開催中にその花の看板を取りつけたということもありました。そういうことで、いろいろな方が学び、そして楽しむオープンガーデンはずっと続けていただきたいと私は思います。そこで、これは毎年続ける予定ですか。 ○議長(石川幹也) 金武観光商工課長。 ◎観光商工課長(金武哲也) 続けてお答えいたします。 今回、議員からもありましたように、かなりの評価がありますので、今後も庭主の御協力をいただきながら、また関係団体の御協力も仰ぎながら、継続して実施してまいりたいと思っております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 毎年続けるという気持ちでいるということですね。大変すばらしい前向きな話だとは思うのですが、今回、先ほどの村長の答弁では1,000人近い方に御来場いただいたということですが、関係者の皆さん、担当の皆さん、その人数は皆さんの想定外でしたか。それとも想定内でしたか。 ○議長(石川幹也) 金武観光商工課長。 ◎観光商工課長(金武哲也) 続けてお答えいたします。 事務局といたしましては、来場者については当初600人を見ておりました。ですから、結果としては想定外の多くの来場者があったということでございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 初めてですから、想定外だったという意見はごもっともだと思います。 観賞券の配布先は、枚数としては何枚だったのか教えていただけますか。 ○議長(石川幹也) 金武観光商工課長。 ◎観光商工課長(金武哲也) 続けてお答えいたします。 今回、オープンガーデン実施に当たって、このようなオープンガーデンのガイドブックを作成いたしました。それとあわせて、このパスポートをぶら下げている方が実施しているお庭に入れるという形になります。今回のパスポートの販売実績ですけれども、まず松田区事務所90枚、宜野座区事務所39枚、惣慶区事務所40枚、福山区事務所3枚、漢那区事務所37枚、城原区事務所12枚、宜野座村商工会20枚、宜野座村観光協会603枚、わんさか大浦パーク20枚、南城市観光協会が1枚ということで、販売推量としましては865件ございました。それから、後援団体等に配布をしてございます。例えば宜野座村商工会2枚、宜野座村緑化振興会2枚、北部国道事務所2枚、北部土木事務所2枚、沖縄タイムス2枚、琉球新報2枚、庭主さん13件ございますので、各2部ずつで26枚、協賛事業所、今回ガイドブックをつくるに当たって、村内の各事業所等に協賛金を募ってございます。その協賛事業所についても69枚を配布してございます。それから実行委員会に13枚、合計で120枚を配布してございます。来場者見込み、それを合わせますと985枚ということでございまして、リピーターも多くいたという庭主さんからの報告がございますので、1,000名以上の来場者があったものと推測してございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) いろいろなところに観賞券を配布していたということは、本当にありがたいことです。985枚ということですね。 一つだけ、私がお手伝いをしている中で気づいたことですが、たまたま訪ねてきた私の知り合いがいまして、こういうオープンガーデンをやっているんだよと言ったら、すぐ行けば見られるのかということを聞かれたわけです。いやいやこれは500円のパスポートが必要だと言ったら、宜野座区にあるので向こうで買ってと言ったら、面倒くさいという方もいました。それで、庭主の皆さんのところにも少し置いていてほしかったなと、私が感じたことですが、その点はいかがでしょう。 ○議長(石川幹也) 金武観光商工課長。 ◎観光商工課長(金武哲也) 今後、庭主さんも招集しながら、こういった意見もあるということで調整してまいりたいと思います。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) それでは最後に私の提案をいたしたいと思います。開催日がちょっと早過ぎたのではないかと思います。先ほどの村長の答弁では、阪神タイガースのキャンプとの絡みで開催したということもありましたけれども、私が聞いている間では、阪神タイガースが目的の人はその目的で行くし、ガーデンが目的で来たという二通りの方がいらっしゃいました。ですから、花がいっぱいあるというのは3月か4月ごろではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(石川幹也) 金武観光商工課長。 ◎観光商工課長(金武哲也) 続けてお答えいたします。 確かに、議員がおっしゃるように多くの意見がございます。花の多い3月、4月に開催したらどうかという意見もございました。ただ、年度末、年度初めという部分で、準備のほうがどの程度できるのかというところもございまして、今回は2月に開催してございます。その件につきましては、今後も花の村づくり推進協議会、それから実行委員会を開催して、各意見を確認しながら検討してまいりたいと思います。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 私は、ほかの先進地のことを聞いていても、南城市は3月ですよね。今回、南城市は21回目。いろいろと苦労されたことがいっぱいあったそうですけれども、そういう感じで、花がいっぱいあるときが、私は一番いいかなと思っておりますので、その点も検討していただきたいと思います。それから、これから細く長く続けるためにとても大事なことは、やはり私は、宜野座村は村民の一鉢運動を推進していただきたいと思いますが、村長いかがでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 村では、今ありますように花の村づくり推進協議会を中心に、花いっぱい運動を展開していこうということで、いろいろ取り組んでいるところでございます。一鉢運動ということでございましたが、過去には沿道沿いの植樹ます、その部分を近隣の皆様に管理してもらうとか、里親制度みたいなものをやっていた経緯もございますし、現在でもそういう制度というわけではないのですが、そこに任せて管理していただいているようなところもございます。この件については、積極的に村としては進めていきたいということも考えておりまして、景観団体の指定なども新たに設けて、さらにそのあたりの経費も支援できるような体制づくりはしております。ですから、例えば通り会の何名かのメンバーで、そのエリアを日ごろから管理しているのであれば、そういう団体として認定して、より多くの皆様が村全体に花が咲き誇るような地域づくりに向けて取り組んでいきたいと思っておりますので、そういった制度に向けても周知を図っていきたいと思っております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 村長がおっしゃるように、いろいろな面から、これもできるところから一つ一つ実践をしていることになりますけれども、やはり村民の意識改革がとても大切だと私は思っております。そして、本村にはガーデニングの好きな方がたくさんいます。花木の育て方とか、それから土づくりなどもいろいろ学びたいがほとんどが自己流で、失敗が多いと聞きます。そこで、答弁もありましたが、開催に向けて1年は専門家による講習会を開いてほしい。そして開催は2年に1回のサイクルが望ましいのではないかと私は思います。先ほどは毎年続けたいとおっしゃっておりましたが、1年間は勉強会、そして2年目は開催する。これが細く長く続けるコツではないかなと、私の意見でございます。 今回、庭主以外のガーデンも紹介されました。これは庭主だけでなく、各区の御協力も得て、サンダンカとかツツジをあらゆるところに植えていって、宜野座村はどこを通っても花がすごいですね。特に松田区は、私はいつも感心しています。松田区は、本当にきちんと各団体が協力をしてやっている、私は宜野座区として物足りないなと感じておりますけれども、そういう感じで、宜野座村独自の観光地をつくり上げることができると思います。これを一大プロジェクトと名づけて、日本風景街道「やんばる風景花街道」、これは2018年に、村長はよく御存じだと思いますが、そういう感じで一つのプロジェクトとして動いたらどうでしょうかという提案をさせていただきます。最後になりますが、またよろしくお願いいたします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 この問題につきましては、今、プロジェクトという形で取り組んでいるわけではないのですが、積極的にこの事業を展開していこうということで、先ほど申し上げました景観団体の制度だとか、またオープンガーデンへの取り組みなどを実施してきているところでございます。また、最近役場周辺、村花でありますツツジが咲き誇っておりますけれども、そのあたりについても、村が積極的に花づくりをやっている、花いっぱい運動を展開しているということのPRもしていこうということで、役場の正面玄関に花を飾ったりということを行っているところでございます。プロジェクトチームみたいな形でやっていくかどうかは別としまして、まず、地域の皆さんにも協力いただけるようにお声かけをしながら、積極的に本村が花でいっぱいになるような地域になるように取り組んでいきたいと考えているところでございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 一緒に、とにかく花をいっぱい植えて、宜野座村を花で盛り上げていく。そうすると、阪神タイガースはそれに結びついてくるのではないかと私は思っております。そういう点でともに頑張りましょう。よろしくお願いいたします。 次に、3点目に入ります。辺野古埋め立て工事についてお伺いします。さて、この質問は今日で22回目になります。村長は、辺野古移設は県外・国外が望ましい。辺野古問題に関わる諸問題には権限がないので、今後も県の動向、国の動向を見て判断したいとこれまで答弁されてきました。2012年12月16日、村長も多分お忘れではないと思いますが、私も忘れもしません。村長は40歳の若さで初当選を果たしました。そのときの村長の目はきらきら輝き、希望に燃え、若さと行動力に満ちあふれたその姿は、今でも私の脳裏に焼きついております。そして琉球新報のインタビューで、辺野古移設については、地元と同様に私も反対の姿勢で県外・国外移設で取り組むと意気込みを語っておりましたが、その意気込みはどこへ消えてしまったのでしょう。もう一度改めてお伺いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 この問題につきましては、以前にも答弁をさせていただきましたが、いろいろと辺野古移設の問題が出てきてから、本村においても反対の村民大会などを実施しましたけれども、V字案の合意という形もございました。またその後、いろいろと政治的なこともありました。仲井眞元知事が平成25年だったと思いますが、埋め立て承認、そういったことで事業が動いてきている経緯がございます。行政を預かる者として、そういった状況の変化などにも対応していかなければならないと考えております。個人的な思いの部分というのは、いろいろとございますが、ただ置かれた状況の中で、ベターな方法で、ベストではないのでベターとあえて使いますけれども、その選択肢を選びながら、村を運営していかなければならないと考えておりますので、そのあたりについては、以前申し上げましたが、御理解いただければと思っております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) ずっと同じ答弁、今回の22回目も同じような気分でおります。 埋め立て工事に反対する7割以上の県民の民意が明確になった県民投票から2月で1年がたちました。周知のとおり、安倍政権は建設を強行し続けております。その結果を一顧だにしないのは、民主主義国家では考えられないことです。沖縄に基地を押しつける今の安倍政権を選んだのは、私たち一人一人の国民です。辺野古新基地完成まで12年。大幅な工期延長に私は唖然としました。予想していたこととはいえ、国は、一日でも早い危険性の除去という口実ばかりですが、きちんとその理由を説明したことは一度もありません。12年以上、普天間の皆さんに辛抱してくださいと言っているのに等しいと思います。この計画は、住民に対し背信行為だと私は思います。それだけではありません。国の総工費が9,300億円に膨れ上がり、国民の税金をどこまで無駄遣いすれば気が済むのか。工期の長期化に伴って、県の試算では最大2兆5,500億円とも指摘されていたことが裏づけられた形になっております。また、大浦湾にはマヨネーズ状とも言われる軟弱地盤の存在が発覚。改良工事を含む工事の見通しは不透明です。にもかかわらず、70メートルより深い地盤が軟弱であるデータをうそで固め、平気で隠蔽する政権。沖縄の民意を無視して、埋め立て工事を進める政権のやり方はおかしいと思いませんか。おかしいものはおかしい。政府が態度を改めるまで、この戦いは続いていくでしょう。ことしは、昨年10月30日に県が上告していた撤回の効力をめぐる重要な司法判断が示されます。最高裁が正しい判断を下されることを私は祈り、お伺いします。村長、辺野古新基地問題は、宜野座村としてどのように注視して行動していくおつもりですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 どのように注視していくかということでございますけれども、繰り返しになって申しわけございませんが、本村に代替施設が建設された際には、本村にも影響があると認識しております。ただ、今置かれている状況の中で、対応せざるを得ないということは、行政の長の立場としてはございまして、やはり国や県がどういった議論をしていくのか、また最高裁でどういった判断が下されるのか、そういったことにあわせながら対応するということしかできないと思っております。県外移設、また国外移設を含めて、以前から申し上げていますとおり、このことについては、そのほうが望ましいということで答弁しておりますが、ただ、特別な権限を有していないわけでございますので、そのことについてあわせて対応していくということしかないだろうと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 6月にも県議選があります。村長の態度もその時にわかると私は思います。今後も、辺野古新基地問題については、やはりしっかりと首長として向き合っていただきたいと思います。新しい答弁を私は期待したいと思います。初心忘るべからず。3期目に向かって頑張ってください。私たち村民は、村長の大きな器に守られています。安心安全で、そしてクヮヌチャーに、その負を背負って行かせるわけにはいかないのです。そして、私たち宜野座村自体も、辺野古基地ができれば、大変なことになるということは、皆さんが御承知です。でも、それに向けて行動あるのみです。ですから、ぜひ村長から新たな答弁が聞けるように、私は期待して、今回の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(石川幹也) これで眞栄田絵麻議員一般質問は終わりました。 暫時休憩します。             (10時59分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (11時10分) 順次発言を許します。 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) 皆さん、こんにちは。今回の質問は、実は沖縄タイムスで、カルチャーセンターでいろいろおもしろい講演会をしているのです。こういうのができるようになったのも、當眞村長が村長になってからですね。政務活動費というのがもらえるようになって、これを活用して、あらゆるところにできるだけ足を運んで勉強に行っていますけれども、「薬膳でメンテ」というタイトルのものがあって、うるま市在住の琉球料理の薬膳研究家の方がやっているのを見て大感動しました。それで早速、帰ってきて健康福祉課に話をしたら、私たちはそれ以上のことをやっていますというニュアンスの話が聞けたものですから、皆さんが今まで出している本について、全部資料をくれないかということになりました。そこで、見て感じたことなのですが、これも大変すばらしいけど、これはもう二の次の話だなと。1番目に、何と言っても、今後の宜野座村、あるいはまた日本国が安定して成長していくためにはどうしたらいいか。やはり43兆円を超える医療費が日本の経済を圧迫していると。アメリカでは、大変お金持ちの一部の人、1%の人がお金の50%を持っていると言われる状態なのですが、そういう中で、国民皆保険ができないという状態ですけれども、日本の場合には国民皆保険、みんなが保険に入ってできるようになっているのです。だけど、この財政が昭和の終わりごろ、本村では約3億円ぐらいの国保の予算でした。今は9億4,000万円ぐらいまで膨れ上がっています。今後、さらに増えるだろうというのは、後期高齢者、75歳以上になるとまた制度が変わっていって、いろいろな措置もあるのですが、従来まで医療費の10%を持てば医療はどこでも受けられるという状態だったのですが、今後は全部2割にしないといけないということと、それから所得のある人については、現役並みに課税をしないと日本の医療制度はできないという現状を見て、国はどう考えているのかという話と、村はどう考えているのかということから始まって、1カ月前からいろいろなやりとりをして、この質問を考えてまいりました。 それからあと一つ、農業後継者等育成センター、これは今、農業後継者等育成センターでは、若者が一生懸命勉強して、最近やっと定着してきている状態があります。その青年たちが、生涯農業で飯を食っていくためにはどうしたらいいかということで、常々心をもんでいるところでございますが、最近の国の動きが余りにもすごいものですから、この農業後継者等育成センターというのを、後継者を育成するだけではなくて、農家を技術的に支援できるような体制がつくれないものかと、この2点を思ってやりました。早速今から、質問の2点についてお伺いしたいと思います。 まず1点目、農業後継者等育成センターの機能改革について。当センターが農業後継者の育成に寄与してきたことは、村内だけでなく県内の市町村の農業関係者からも高い評価を受けています。一方、全国的に見ると国の農業政策が株式会社でも農地所有が認められ、IT企業を活用した株式会社が出現しています。若い農業者が農業を続けていくには、企業との競争ができる技術の蓄積が必要です。このような状況に対応するため、当センターを技術開発の拠点にする方針はないか、伺います。 それから2点目でございます。「健康ぎのざ21」について。本村では、生活習慣病予防に視点を置いた健康増進計画「健康ぎのざ21」を平成17年3月に策定し推進していますが、その結果をもとにして、第二次計画が平成25年3月に改定され、平成34年までとされています。そこで、下記のことについて伺います。(1)「健康ぎのざ21」(第二次)の計画書の印刷部数、配布先について。(2)同計画書の説明会は実施されたのか。(3)健康寿命を延ばすことは、国民健康保険会計の健全化の面から見て重要な課題と思うが、どのような事業を実施しているのか。(4)これらの事業について、村民の参加状況はどうなっているか。(5)参加者の少ない事業への呼びかけはどうしているのか。その点についてお伺いします。ひとつよろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) それでは當眞嗣則議員の一般質問にお答えします。 農業後継者等育成センターの機能改革についてお答えいたします。これまで、育成センターは平成12年度の開所以来、農業後継者等の確保、育成に関することを目的に研修を行ってまいりました。ことしの5月の卒業生を含めますと、35名の研修生がおります。育成センターの主な研修としましては、作付から肥培管理、収穫、出荷作業の実践的な研修はもとより、研修終了後に農業経営がスムーズに取り組めるよう、経営や栽培計画のプランづくり、また経営者としての自覚や責任に対する教育、自立に向けた取り組みに力を入れております。ほかにも、経営専門指導員による定期的な勉強会や就農に向けた取り組み、各機関が主催する勉強会や研修、講習会のほか、本土先進地視察などがございます。ITやICT技術については、本土先進地視察研修などで目にする機会もございます。現在、村内農家におけるICT等の活用状況についてでございますが、育成センターの卒業生でありますイチゴ栽培農家などが管理で活用していると伺っております。ICT技術も時代の要請として進展していることから、農業分野においても、ICTはより身近なものになることが予想されます。村としましては、今後は、ICTを活用することで得られるメリット、デメリットなどを検証しながら、時代の変化に対応できるように、継続的に検討していく必要があると考えております。また、令和6年度開校予定の県立農業大学校と連携を図っていく予定にしており、本村農業のさらなる発展のために、同センターの役割として、効果の高い取り組みが実践できればと考えているところでございます。 次に、健康ぎのざ21についてでございますが、まずは(1)から。平成12年度より展開されてきた国民健康づくり対策「健康日本21」は、壮年期死亡の減少、健康寿命の延伸、生活の質の向上を目的とした取り組みを推進してきました。その取り組みを法的に位置づけた健康増進法に基づき、生活習慣病予防に視点を置いた健康増進計画、健康ぎのざ21でございますが、これにつきましては、先ほど議員からありましたとおり、平成17年度から平成26年度までの10年間計画として策定し、その後、健康ぎのざ21(第二次)につきましては、平成25年から34年度を計画時期とし、平成25年3月に策定しております。生活習慣など9分野において、具体的な目標項目を掲げています。計画書については、100部を印刷し、健康づくり推進協議会委員等に配布している状況でございます。 また(2)の同計画書の説明会でございますが、これについては特に実施されておりません。 次に(3)のどのような事業を実施しているかとのことでございますが、この計画は総合的な健康増進を図るための基本的な方針として位置づけられており、乳幼児期から高齢者まで、各ライフステージにおいて実施している保健事業は全て含まれております。母子保健法や高齢者の医療の確保に関する法律など、各法律において実施する保健事業と整合性を図り、健康寿命の延伸を目指しております。国保会計で実施している事業としましては、特定健診、特定保健指導の実施率の向上、糖尿病予防など、国保ヘルスアップ事業と関連した事業があり、国保会計の医療費適正化及び健全化に寄与しております。 (4)の事業への参加状況、また(5)の呼びかけ等については、まとめて答弁させていただきます。村民が参加する事業としましては、主に各種健診や教室などがあり、住民健診やがん検診、小学5年生、中学2年生を対象にした子供健診、1歳から4歳未満を対象として虫歯予防教室などが挙げられます。その受診率ですが、特定健診では、平成30年度が54.6%で、県平均の39.3%を上回っております。子供健診は、今年度60.1%、虫歯予防教室においては、参加率が32.2%となっております。特定健診においては、未受診者勧奨事業に加え、村商工会と連携し、インセンティブを取り入れて、受診率アップに取り組んでおります。そのほか、お気軽健康相談や健康ウォーク、禁煙助成事業等の事業もありますが、通知の工夫をしたり、電話や訪問などの直接の呼びかけ、学校や保育所、保護者等と連携した呼びかけ、窓口や他の事業での案内などの取り組みを行っている状況でございます。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) 最初の質問の農業後継者等育成センターの件でございますけれども、当初に比べて大変効果が出ているということは、私は今、そばで見て大変感動しています。ただ、これがいつまで続くのか。また、目まぐるしく変わる流通体系とか、そういうもの等に対応するためには、何と言っても差別化商品をつくれるぐらいの技術がないと、安定した生活、要するに農業経営はできないのではないか。そういう視点で、今回この質問をしています。若者の研修については、それはそれで従来どおり続けて、さらに、現在就農している人たちがセンターに行けば、技術的なことを何でも相談できる。また見てもらえるという状態がつくれたら、大変安定するのではないかと思っていますが、その取り組みについて今後どう考えているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 農業後継者等育成センターにつきましては、新規就農の若者を中心に、そこで農業のノウハウなどを学ぶ研修という場所でございます。そういった農家の中で、いろいろと自主的な取り組みなども展開されておりますが、議員がおっしゃるように、既存で農業経営されている皆さんについては、そこの対象とはなっていないのが現状でございます。今、JAなど各種団体などとそういった生産部会などのやりとりはあるということでございますけれども、今後、この後継者育成センターの中で、どれだけそういった技術を高めていけるかというところは、まだ検討していない状況にございます。ただ、私としましては、やはりこれからの農業はさらに厳しくなるという思いもございますので、後継者等育成センター自体が、さらにレベルアップをしていかなければならないという認識は持っているところでございます。その中で、農業大学校が本村に来ますので、そことしっかり連携をしながら、地元の農家の皆さんも、そういったところで学べるような研修だとか、視察だとか、そういうものができる仕組みづくりができたらなと考えているところでございます。そのあたり、どうお互いの役割を分担しながら、より本村の農業がさらに発展できるようにするかというのは、まだ見えないところもございますので、そのあたりも勘案しながら、県とも協議を引き続きやっていきますので、そのあたりも踏まえて対応していきたいと思っています。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) 農業大学校が本村に来るということは、宜野座の農業に画期的な展開をもたらすものだと、私も大変期待しています。それ以上のことを考えないと、農家としてはどうしても安心して経営が続けられないのではないかと。実は、日本は農学栄えて農業栄ずという時代がありました。その理由の一つは、学校でいろいろ学者が研究したものについて、栽培に反映されない。要するに、いきなり、学者が言っていることを農家は理解できないというのが過去の現状でしたけど、最近、例のICTを活用した、あるいはまたITを活用できる人材が農外から入ってきて、すごい効果を上げている。農協団体ではすごい資金があるわけですけれども、この資金をIT企業と一緒になって、第三セクターで会社をつくってやろうという話になっていますけれども、このことについては、農家自体が何の抵抗もなくすんなりと聞いているものですから、今後どんな展開になるかわかっているかなということで、私がいつも危惧しているところです。その理由は、日本のJAが持っている預金というのは、全部で約80兆円あると言われていますが、以前は、集めたお金のほとんどは国債に、最終的に使えないものについては国債を買ってやっていたけど、この国債がゼロ金利になったものですから、海外運用で相当やっているんですよね。この運用したものをどうしたかというと、例のリーマンというところがありますよね。そこにも相当投資していました。それですごい損失を出してしまったものですから、例えばビニールだったら43円するものが、今は58円になっていますよ。肥料も月ごとに上がるという時期があったし、農薬もそのような状態。資材も注文しないととれないとか。値段も高くなっていると。だからそういう状況を農家は強いられているのですが、企業がやるならこんなことは簡単に自分でできるわけです。だから、企業と対応できるぐらいの技術の後押しというか、アイデア、情報の後押しというのができないのかということで、こういう話をしています。 それと、それには何と言っても人材が、そこをきちんと読めるような職員の配置というのが、絶対必要ではないかなと思います。琉大の農学部の中には、農業で就職している人がすごく少ないです。半分もいないのではないかと思っています。警察官になったり、いろいろな優秀な人たちが公務員志向に変わってしまって、逆に何のためにここで勉強したのかという人たちが相当いるのです。そういうことを考えてみたら、そういう若手の職員を今からでも採用して、超長期的な目で宜野座村の農家とのつき合いをさせられないものかと思って、今回の質問をしていますけれども、村長はその辺をどうお考えか、お聞きしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 職員の中に農業の専門的な知識を持った人を採用してはということだったかと思いますが、確かに今、専門職が少ない。なおかつ、いろいろと、今はコロナウイルスの件で停滞している状況がございますけれども、近年、景気がよくなって、なかなか求人への対応を含めて減ってきているような状況の中で、人材確保も困難な状況もございます。そういう意味では、昨日も御質問がございましたけれども、会計年度任用職員という制度が始まったことで、かなり待遇面もよくなっているような状況で、一方では、人件費がかさむということからすると、専門職などの採用というのは検討していかなければならないと考えております。いろいろと議会の御理解も得ながら、定数も踏まえて対応しないといけないということもございますが、今の件については、これまでこういった農業の部分での専門職というか、嘱託の方はいらっしゃいましたけれども、やはりどの程度の方がいいのかとか、まだ検討したことはないのが現状でございまして、そのあたり、他の市町村でどういったことが行われているのか。またそういたことも少し勉強させていただいて、今後の対応については考えていきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) この人材確保ですが、今、若者からしてみたら、村は相当条件のいい職場になっているわけですよね。だから、逆にどんな人でもできたら役場に入れれば安心という話になってしまっているのですが、お隣の恩納村では、技術職については、全琉一円で採用していますよね。たくさんではなくて二、三名ですけれども。そういう人たちを採用することによって、農業もさることながら、水産業も、今の基礎をつくっているのは全部村外から来たすばらしい人材たちなのです。そこも含めて、数も限られていますから、今後ぜひ検討できないものかと私は思うのですが、その辺の村長の見解を再度お聞きします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 これまで、村内でも専門職については、特に福祉系などは全県で採用してきた経緯もございますし、そのあたりについては他の市町村の動向なども見ながら、どのような対応ができるかというのは、農業に限らず検討していきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) この件につきましては、今後の皆さんの頑張りに期待します。そういうことで、ぜひいろいろな情報を収集して対応していただきたいと申し上げて、これは終わります。 それから健康ぎのざ21の件ですが、先ほども村長からるる説明がありました。村がやっているこの運動というのは、この資料を見たら非の打ちどころがないぐらいすばらしいです。何度か読ませてもらいましたけれども、これをどれぐらいの人が目を通しているのかというのが、まず一つあったんですね。それと、この中を見てわからないことがいっぱいあります。特に横文字。辞典引き引き調べないと、意味がわかりません。日本語で見たら、これはそういうことかというのが多々あるのですが、この報告書は誰のためにつくったのかということで、先ほど質問しました。健康福祉課にお聞きしたいのですが、この報告書の内容を、課の中で読み合わせをするような勉強会とか、そういうものをしたことはありますか。 ○議長(石川幹也) 野辺健康福祉課参事。 ◎健康福祉課参事(野辺あやの) 9番 當眞嗣則議員にお答えいたします。 この計画書をつくりまして、その後、職員で読み合わせとか、また必要時、ページを開いて確認し合ったりというのは随時やっております。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) それで私は、何で今まで予算にも出ているのに、こんな書類に気がつかなかったのかなと。見てみたら、あと5冊ぐらいすごいのがありますよね。健康福祉課から出ている報告書。一次、二次ということで改定しているのですが、何でこんなにお金をかけてやるのかなと思いました。だけど、これの中を見たら、ああなるほどねと。これを、村民がわかるような説明会をしてほしい。あるいはまた対応してほしい。説明会に来ない方については、特に健診。健診の受診率を上げるということは、ただ受診率を上げるだけではなくて、その後の処理といいますか、病院に行って、本当に自分はどういう状況なのかと。 先ほど一生懸命読み合わせをしているという話がありましたけれども、最後のほうに、健康増進を担う人材の確保と資質の向上というのがあります。81ページ。一番のポイントは何かと言ったら、やはり健診したときの数値をずっとずっと眺めていって、この人たちに対してアドバイスができるかどうかが大変大事だと思います。健診は受けたけど、この後にヌーン、アランサーという感じで、来ない人はほとんど思っていると思います。だけど、この二次計画の中で一番のポイントになっているのは、従来の生活習慣病、要するに生活習慣病というのは、非伝染性の病気ですよね。生活習慣さえ直せばきちんとできる。それについては項目も7項目ぐらいあって、こうですよ、ああですよといろいろやっています。このページを見ますと、こんなことが書いてありました。まず、健康寿命の延伸と健康格差の縮小。生活習慣病の発生予防と重点予防化の徹底。社会生活を営むに必要な機能の維持の向上。健康を支え、守る社会環境の整備。それから5番目が大変大事ですけれども、栄養、食生活、身体活動、運動、休養、喫煙、飲酒及び歯、口腔の健康に関する生活習慣及び社会環境の改善というのがあります。どれぐらいの村民がこれを意識しているのか。今度から、財源については、県で一括管理するような感じになりますよね。そうした場合に、今までどおりできるかというと、私はどうなのかなと思っています。 実は、宜野座村の場合には、国保に相当持ち出しているけど、この持ち出しているものについてありがたさを感じて、あれ、またこれがなくなったときどうするのかと、危機を感じている人が幾らいるのかと。そういうことがあって、今回この立派にできた計画書を、いかにして住民に周知徹底させるか。これは、健康福祉課の最大の課題だと私は思っています。そういう意味で、私が今言っていることについて、担当課はどう考えておられるのか、答弁を願います。 ○議長(石川幹也) 野辺健康福祉課参事。 ◎健康福祉課参事(野辺あやの) 引き続きお答えします。 先ほどの、健康ぎのざ21の目標にあります健康寿命の延伸、健康格差の縮小だったり、生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底というのがまず大きな目標になっていまして、それに向けての栄養、食生活、身体活動、運動、休養、喫煙、飲酒及び歯、口腔の健康に関する生活習慣及び社会環境の改善となっていますが、こちらは、それぞれ個人個人で健診を受けられた方への説明をするときに、もちろんアドバイス等をやっておりますが、それ以外にも、例えば全世帯配布のチラシであるとか、あとはその中でヘルシー通信、栄養士さんからも通信を発行したり、また生活習慣病予防のためにいろいろなアドバイス的なものもチラシに入れたりとか、そういうことでの周知はやっております。今後また、この周知の方法を村民全体にというところで、どのようにしていくかというのを、また検討していきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) 参事は、日ごろから物静かで、一生懸命考えるタイプですから余り言いたくないのですが、自分の中だけではなくて、村民は、自分が考えていることについて、ついてくるような仕組みというのをどうつくるかというのは、私は、参事とか課長だけではなくて、役場内の関係する団体を全て集めて、いつでも話し合える体制がつくれないものかと、そう思っています。 ある会合の中で、役場の職員は誰も参加していないのに非常勤だけ参加したという大きなことあがりました。だから、こういうことがないように、土日だろうが何だろうが、大変重要なシンポジウム等については、徹底して参加すべきではないかと思っていますので、今後、その辺をする気があるのかどうか、まずお伺いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 現在、健康づくり推進協議会などで、特定健診だとか村民の健康状況などを、国保関係ですけれども、それの情報提供などを行ったりはしています。お互い内部で協議をして、実例を皆さんに見せる必要があるのではないかということで、糖尿病にかかった方の足が腐れるというか、壊死していくようなあの写真も添付したりして、こういうことが起こりますよということもやっていく必要があるのではないかということで、会議の中でやったことがございます。ただ、今、参事からありましたとおり、チラシなどやっていますが、なかなか村民全体の意識改革というところまでにはいかない、いっていないというのが現状だと思っていまして、講習会なども、やはり関心がある人しか来ない状況がございますので、これは、各区とも連携しないといけないとは思うのですが、例えば戸主会など、間の時間とか、始まる前の10分、15分とか、そういうところはまだ調整していないのですが、そういう機会などを設けて、情報提供していけるような機会を設けていければと考えておりますので、そのあたりなども、内部で調整した際には、各区への御協力もお願いするかと思いますが、どうぞまたよろしくお願いいたします。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) この報告書を読んで、先ほども何度も言っていますが内容は最高です。だけど、この内容をどれぐらいの人が読めるのかと。辞典引き引き、いろいろ調べないと読めないはずです。だから、これの要約版といいますか、簡単なことを言えば、もっと薄くして5枚以内ぐらいにおさめて、最低限、これを読めばどうにかわかるという状態をつくれないかと思いますけれども、その辺の作業をする気があるのかどうか、説明を願います。 ○議長(石川幹也) 野辺健康福祉課参事。 ◎健康福祉課参事(野辺あやの) 引き続きお答えいたします。 議員から提案のあったように、少しリーフレット版といいますか、短縮したバージョンのようなものを作成できるかどうか、検討していきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) 最後ですから。こういう報告書をつくるときに、最近、縮小版で1冊にそのまま収めてあるのですが、この報告書の中の3ページ、ライフサイクルを横軸において、構造化目標項目を落としてみましたというのがあるのですが、私は、この字を読める人は少ないのではないかと思います。私は近眼だから読めます。老眼では絶対読めないのではないかと思っているのですが、その辺をぜひ考えてほしいということと、そういう報告書をつくるときに、済みませんが、一番最後に横文字で書かれたものの解説書を、ひとつ添付してくれないかな。辞典引き引きしなくても、これを見たらこんなことかとわかるような、説明書をつけてもらえないかと思いますけれども、そういうことが可能かどうか。再度答弁願います。 ○議長(石川幹也) 野辺健康福祉課参事。 ◎健康福祉課参事(野辺あやの) 引き続きお答えします。 議員御指摘のとおり、A3版をA4に縮小してしまったので、かなり字が小さくて見えにくかったので、申し訳なかったと思います。今後また、提案されたこと、横文字の解説を後ろにつけるとか、見えるような大きさでというところは、また考えていきたいと思います。
    ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) 最後ですが、今の答弁どおり、自分の力だけではなくて、自分の力を課全体の力に変えるような仕組みづくりといいますか、それをしていただいて、宜野座村がすばらしい健康村になるように。健康村ができたら、次におもしろいことが始まりますよ。私の勝手な思いですけれども、昭和60年代か昭和50年代の最後だと思うのですが、沖縄県の観光基本計画というのをつくったんですよ。そうしたら、金武町から東村をどういうエリアにするかといったら、サンライズリゾートという話になったんですよね。そうしたら、西と東とどういう特徴をつけるか。西は夕日でロマンチックだね。だけど、東側は朝日を拝んだら元気になるさ。実は今、宜野座村でおもしろいことが起きているのです。HIRAMATSUですよ。HIRAMATSUに行ったら、こっちの客層はすごいですよ。富裕層が来ています。若者は絶対来られない。だから、宜野座村のリゾートの一つの案として、そういうことを呼び込めるような地域をつくれないか。この村だったら散歩もしてみたい、交流もしてみたいという雰囲気づくりができたら、きっとすばらしい、また変わった観光ができるのではないかと、そのように思っています。新・観光立国論という本がありますけれども、その本の一部を紹介しますと、日本からハワイに一日約5,000人が行っているらしい。「はあ?」と思って調べました。ガイドで行ったものですから、調べてみたら四千八百幾らかぐらい毎日行っています。これぐらい行っているというのと、あと一つは、世界の富裕層は一日に幾ら使うかというと、800万円使うらしいです。こういう人たちは、それなりの環境を整えないと来ない。だから、こんなお客さんも呼べるような地域づくりというのは、先ほど来言っている、眞栄田絵麻議員も話をしていたように、こっちに行ってみたいね、美しいね、気が休まるねという地域をつくれたら最高だと思っていますので、その辺を目指して、ぜひ頑張っていただきたいということを提案して、私の質問を終わります。 ○議長(石川幹也) これで當眞嗣則議員の一般質問は終わりました。 暫時休憩します。             (11時51分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (14時00分) 順次発言を許します。 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 議長の許可を得ましたので、さきに通告いたしました3点について質問いたします。 1番目に、道路の整備について。村民との日常生活かかわる道路に、生活道路や通学路と交通路の多い道路の整備の推進について伺います。(1)国道329号と村道旧県道線との連結する場所が、くの字型で交通安全上危険道路である。改修工事等は考えているのか、伺います。 2番目に、農業大学校移転計画について。農業大学校の移転先が本村へ決定の発表以来、今日まで整備基本計画策定委員会において、さまざまな協議・審議がなされていると思いますが、今後の進捗状況について伺います。(1)現状と課題。(2)畜産農家の草地の代替地の状況。(3)2月13日開催「新農業大学校整備基本計画策定委員会」の内容について、よろしくお願いいたします。(4)入会権の問題と権者会との状況はどうなっているのか伺います。 3番目に、臨海部活性化推進事業について。これは村のレクリエーション地域のことを指しております。国道329号と県道234号漢那松田線と連結した路線(臨海部)は、産業振興を支える基盤として最も重要となっております。この区域を観光産業と位置づけ、促進し、活性化に向けて当局はどのように考えているのか、伺いたいと思います。(1)基本計画策定の取り組みは。(2)リゾートホテル、その他の誘致計画の状況は。(3)保安林の解除について。(4)リゾートに関する誘致に当たっては、リゾート等の誘致に関する条例の策定、施行の必要はないか。以上、3点お願いします。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (14時03分) 再開します。               (14時03分) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) それでは伊芸朝健議員一般質問にお答えします。 まず1点目、道路の整備についてでございますが、村道旧県道線と国道329号取りつけ箇所、漢那側の改修についてお答えいたします。本道路は、惣慶区の要望を受け、平成24年度より、平成27年度にかけて、防衛施設局の調整交付金事業により施工した村道でございます。起点を惣慶中央線とし、終点が国道329号手前約50メートル地点までの、延長713メートルが施工され、平成28年2月に工事が完了し、終点側約50メートルの区間は国道329号バイパス工事の関連取りつけ道路として、北部国道事務所の施工により、平成28年3月に完了した道路となっております。御指摘の箇所につきましては、国道取りつけ区間のことと承知しておりますが、平成30年度の惣慶区の行政懇談会の際にも要望がございまして、同年9月に道路幅員を明示するポールを、外側へ広げる工事と雑草による幅員減少を防ぐため、防草、草が生えないようにするコンクリート張りを施工しております。また、本道路の見通しも悪いことから、対策として、カーブミラーの設置を現在発注しておりまして、3月中に設置予定となっております。しかしながら、本取りつけ箇所は、乗り入れ間口が5メートルあり、本村の一般的な村道第3種第5級の有効幅員5メートルを満たしているものの、国道に対する取りつけ角度が道路基準では90度が基本でありますが、本区間は約70度程度となっているため、国道の出入りに際し、走行しづらい乗り入れ口となっていると思われます。今後、さらに改善ができないか、現在担当課のほうで現場調査を行い、北部国道事務所と協議の上、改善方法を検討しているところでございます。 次に、農業大学校移転について。(1)現状と課題、それから(3)2月13日開催の新農業大学校整備基本計画策定委員会の内容につきましては、関連しますので、まとめて答弁させていただきます。今年度、沖縄県では新農業大学校整備基本計画策定委員会が11名の委員構成で立ち上がり、村からは企画課長が委員に委嘱されております。農業大学校移転整備の前提条件としましては、原則、現在の大学校と同規模、同機能移転であり、機能強化に係る分については、将来的に推進することとしております。移転整備計画においては、現行の農大の機能を保持しつつ、3項目について検討をしているところです。現代の農業技術への施設及び設備への対応、現農大が有する施設機能の効率的な再配置、3点目に、分散している圃場や草地、農業機械実習場等の集約についてでございます。令和元年5月7日の第1回委員会から、令和2年2月13日の第4回委員会まで、計4回の会議が開かれました。2月13日の委員会では、県立農業大学校移転整備基本計画が策定され、施設整備方針や施設整備計画及び用地ゾーニング計画、管理運営計画、収支計画が盛り込まれ、整備面積はおおむね18ヘクタールとなっております。今後の整備計画として、県では令和2年に基本設計、令和3年度に実施設計、令和2年度から3年度までに用地関連事業、令和4年度から5年度までに施設工事を完了し、令和6年4月の供用開始に向けて取り組んでおります。本村としましては、整備面積がほぼ確定したことで、用地売買契約に向けて調整に入っていくとともに、計画がスムーズに行くよう、関係者及び関係機関と協力して取り組んでまいります。 次に、(2)畜産農家の草地の代替地の状況について御説明申し上げます。草地の取得状況につきましては、平成30年度に1件、5,730平米、令和元年度現在で3件、9,946平米で合計4件、1万5,676平米を取得しております。また、昨日提案し、可決いただきました議案第26号において3件、1万9,831平米の財産取得が可能となりました。これらを全て合算しますと、3万5,507平米の取得となります。村では、これまで農地利用集積円滑化団体として農地を取得してまいりましたが、令和元年度の農業経営基盤強化促進法の改正により、令和2年度より農地の取得ができなくなります。これまでも、草地の確保に向けて利用権設定を農業委員会からの情報提供を受けながら、農家と連携して進めているところでございますが、今後とも引き続き、関係課、また関係部署、畜産農家が連携し、利用権設定等を進めていきたいと考えております。 次に、(4)入会権の問題と権者会との状況についての御質問にお答えします。松田区については、今回、策定委員会の資料を共有しておりますので、その内容を相互で確認の上、用地買収、その他協議事項について調整していくこととなります。 3点目の臨海部活性化推進事業についてでございますが、(1)基本計画策定の取り組みについての御質問にお答えいたします。これまで過去には、沖縄県が平成3年に策定した沖縄トロピカルリゾート構想で、区域や整備方針が示されておりますが、県道から海岸の土地については、ほとんどが民間地となっていることから、現在は、宜野座村国土利用計画や景観村づくり計画の中で、リゾートレクリエーション地域として位置づけ、これをもとに、民間開発の誘導を図っているところでございます。近年ではチャペル、美らの教会やTHE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 宜野座が立地し、一定の効果を得ております。現在、施工中や調整中の計画もありますので、引き続き、村及び地域にとっても有益な形で事業が進むよう誘導していきたいと考えております。 次に、(2)リゾートホテル、その他の誘致計画の状況についての御質問にお答えいたします。村としましては、具体的な誘致計画はございませんが、リゾート開発計画に関する相談や問い合わせ箇所は6件ございまして、松田地区2件、惣慶地区2件、漢那地区1件、城原地区1件となっております。 次に、(3)保安林の解除についての御質問にお答えいたします。まずは、保安林の定義についてでございますが、保安林は、木材を供給するだけではなく、水を育み、災害を防ぎ、心に安らぎや潤いを与えるなどの大切な働きをしております。こうした森林の中で、私たちの暮らしを守るために、特に重要な役割を果たしている森林を、農林水産大臣または沖縄県知事が森林法に基づき保安林に指定しており、沖縄県では12種類の保安林が配備されております。ちなみに、保安林に指定されますと、原則として解除はできないとのことでございます。ただし、解除が認められる場合がございます。その内容といたしましては、保安林の指定理由が消滅したときで、まず1点目に、防風保安林の目的の背後の農地や住宅がなくなったときなどの受益の対象が消滅したとき。2点目に、自然現象等により、保安林が破壊され、かつ森林に復旧することが著しく困難と認められるとき。3点目に、保安林の機能に代替する機能を施設が設置されたとき。4点目に、公益上の理由により、必要が生じたときが挙げられますが、公益上の理由とは、土地収用法等により、土地を収用または使用できることとされている事業を実施するときなどの、公共的な事業などが該当します。 次に、(4)リゾートに関する誘致に当たっては、リゾート等の誘致に関する条例の策定、施行の必要はないかについての御質問にお答えします。先ほども答弁いたしましたが、県道沿線の海岸側の土地につきましては、ほとんどが民間地となっていることから、現在、宜野座村国土利用計画や景観村づくり計画の中で、リゾートレクリエーション地域として位置づけ、これをもとに民間開発の誘導を図ってまいります。条例の制定、施行については、他市町村の現状を調査し、宜野座村に適合するかを見きわめながら検討してまいります。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 道路整備についてですが、村でもいろいろ整備をされておりますけれども、平成25年に道路法等の一部改正する法律が施行されて、本村においても道路改良、通学路、生活道路、橋梁等の安全対策、維持修繕に大変取り組まれております。私が今質問しているこの場所については、大変危険な道路のところでございまして、村内でも、そういう危険場所があろうかと思いますが、その辺の点検状況、それから把握されているのか、質問いたします。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) 10番 伊芸議員にお答えします。 現在、建設課におきましては、特別な点検日は設けておりませんが、日々、職員が現場監督に行く際の行き帰りとか、各区からの要望、それと私も一日に一、二回は必ず村道をパトロールするように努めているところです。それと、8月の道路愛護月間のときには、視距の悪いような村道については、地元の区、建設業者会等の協力をいただいて草刈りをしたり、そういうものに努めて、なるべく危険箇所をなくすような方向でやっているところです。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 今、課長からありましたように、道路パトロールは、建設課だけでパトロールされているのか。何か組織があるのかどうか、確認したいと思います。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) 続けてお答えします。 建設課は、村道を管理、預かっておりますので、建設課の職員でパトロール等、あと災害の予想される箇所とか、対応しているところであります。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 先ほども村長、課長からも説明がありましたけれども、私も現場を見まして、今回の村道旧県道線と国道329号との連結する取りつけ場所が大変きつい場所で、また、くの字型の道路が大変きつく、中学生の通学路に大変危険な状況であり、緊急に改修工事をしてもらいたいという、惣慶区からも、本日、私の要望でもございます。そこで、先ほども答弁がありましたが、この工事がいつ頃されるのか。それをお聞きしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) 続けてお答えします。 先日、私もそこに1時間ほどいて、現場を見て、これは早急に工事の対応をしないといけないということで、早急に北部国道事務所さんとも協議をして、ちょうど、国道の歩道のグレーチングから外側が、国道さんとの管理区分区域になっていて、そこは宜野座村の裁量で直してもいいという回答を得ましたので、早急に担当職員と調整をして、業者さんの見積もりもとって、早ければ来週から、まずインコース側が、ちょうど国道さんの買い上げした土地が1メートルほどございましたので、そこを擁壁して、インコース側を直せば、ちょうど国道から入ってくると、ほぼ90度の取りつけになりますので、まずその改修工事を年度内にやりたいと考えているところです。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 現地を調査されて、早急に対応するということについて、大変感謝申し上げます。こちらは、交通安全面や日常生活の安全性、あるいは利便性、地域住民として大変不安な道路でありましたけれども、今の答弁で、本当にありがとうございます。早急な工事を望み、これで質問を終わりたいと思います。 次に、農業大学校の移転計画について。先ほど(1)と(3)について村長から説明がございました。行政においては、畜産農家の経営支援や宜野座牛ブランド事業に取り組み、その結果が、今帰仁セリ市においても高い評価を示しており、今後、また新規就農者の支援や農家の規模拡大に向けて、村和牛組合などの連携強化、これから進めていかないといけないかなと思っております。そこで、農業大学校が完成した暁に、農業大学校と村の畜産組合との、あるいは行政との連絡会といいますか、畜産振興に向けて、村長、その辺はどのように考えていますか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 農業大学校と畜産の生産者との連携ということですが、基本的には、村と農業大学校との連携というのがございまして、また部会に関しては、村とその部会という形でのかかわり方になっていくものと思っております。ただ、やはり農業大学校でも畜産なども指導されているようですので、そのあたりで、どういった連携ができるかという細かいところはあろうかと思いますが、基本的に協議会とか、3者でそういう場を設けるということは、現時点では想定されておりません。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 2月13日に第4回の委員会が開催されておりますが、その中で、県立農業大学校の移転整備基本計画について、先ほど村長からも、今後の進捗状況について説明がございました。そこで、当初20ヘクタールという見込みでありましたが、資料においては、おおむね18ヘクタールということでございますが、これは大体その線でいくのかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 続けてお答えします。 約18ヘクタールということで、現農業大学校の面積が16ヘクタールということで、草地とかそういうのが集約されていないということで、ほかにばらけている草地もありますので、そこを集約して、約2ヘクタールをプラスして、今のところ18ヘクタールでいくということです。基本的には、この整備の計画のあり方が、現機能を維持する移転計画となっています。ですから、先ほど村長が答弁した機能の強化については、将来的に整備を考えていくということになっておりますので、基本的には現機能を移転して、プラスばらけている草地をまとめて、集約して、整備面積は約18ヘクタールということで協議をしております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 水道あるいは下水道とか、これから出ると思うのですが、水道についてはこの辺も計画されているのか。また、下水道については、沖縄の観光において海を守る立場で、恩納村は大体10ppmで放流しております。恩納村は、観光地域でありますので、やはり海を守らないと恩納村の資源は守れないということから、大体その辺も話されているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 続けてお答えします。 水道の整備について、この地域については、まだ水道管は整備されておりません。それについては課題としてこの中でも話がございました。この整備については、このスケジュールが、今年は基本計画策定ということで、来年基本設計に入ります。その中で、あらゆる問題を解決するための協議をして、令和2年度は基本設計、令和3年度に実施設計ということで、細かい話については、基本設計の中で協議をしていくことになっています。下水についても、そこは集落排水が整備されていませんので、恐らく合併浄化槽の整備になると思います。そこの具体的な話し合いはまだ持たれていませんので、令和2年度以降に、また新たな協議、検討会なのかどうかはっきりしませんが、その中で、そういう問題については協議されていくだろうということになっております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) ひとつ頑張ってもらいたいと思います。 畜産農家の草地代替地の状況ですが、先ほども説明がありましたが、農業大学校の敷地面積は18ヘクタールと、ほぼそのように見込んでいるという答弁がございました。先ほども村長から土地の取得、3万5,000平米を取得されているということですが、現在、畜産農家の草地は幾らぐらいの面積を所有して、代替地は幾らの取得をしなければいけないのか。その辺の農家との話し合いの状況を説明してください。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 まず、現在、平原の草地については、村内の畜産農家の皆さんが利用しておりますけれども、御存じのとおり、この場所につきましては、入会権を有する場所ということで、本来は松田区民の畜産農家に限定した使用をするということが前提でございました。ただ、畜産振興の観点から、利用権設定をきちんとしたほうがいいということも含めて、村全体の農家でできるようにということで調整した上で、現在はこの18ヘクタールをほぼ利用している。もちろん道路とか、そういった細かいところは省きますが、このような状況でございます。ただ、今後は、まず権利としてあるのは松田区の畜産農家に絞られておりますし、また区外の農家については、利用権設定の際に、農業大学校の整備の際は、そこに協力してもらえるようにということで、理解を得ながら利用権設定をしておりますので、基本的には松田区の2農家に絞られると思っています。現在、私のほうでは細かい数字を把握しておりませんので、担当課長から答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 石川産業振興課長。 ◎産業振興課長(石川岩夫) 引き続いてお答えいたします。 今、村長がお話ししたように、これまで約3.5ヘクタールほどを取得して、現在、また松田区に、規模が少し縮小したこともありまして、約4ヘクタールほどの草地は残っている状況にあります。これまで、農業大学校の誘致の話が来て、平成30年度中に、農業委員会と連携しながら約3.5ヘクタールの利用権設定をやっております。これは畜産農家もいろいろ協力いただいて頑張って、それほどの利用権設定がされております。それと、平成31年度については、やはり意識もどんどん上がってきて、年間で、新規で10ヘクタールほどの利用権設定をやられていて、この2カ年間で約13ヘクタールの草地が利用権設定されている状況にあります。先ほど村長からお話しがありましたように、農地集積円滑化団体の土地取得が、今年度いっぱいだということで、今後とも農業委員会、関係課と連携しながら、利用権設定をもっと増やしていきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 現在、松田区の畜産農家、あるいは松田区以外の畜産農家がこちらを利用されていると思うのですが、基本的には、松田区の畜産農家の農地の代替地を取得しようと考えていると思いますけれども、松田区外の畜産農家の代替地の取得面積というのはどうなるか。説明してください。 ○議長(石川幹也) 石川産業振興課長。 ◎産業振興課長(石川岩夫) 続いてお答えします。 先ほど村長からありましたように、平原草地については、当初から松田区の和牛農家、乳牛農家の方々、以前はたくさんいましたので、この方々への設定でありました。やはり、松田区の行政委員の方とか、区からの要望もあって、それ以外の方々については、厳しいですよという話があった中、農業大学校の誘致の話が来ておりました。それで、最低でも松田区の畜産農家の草地を基本として、取得に向けてやっているところであります。ただ、それでもまだ足りませんので、今後は村全体の利用権設定も含めながら、できるだけ多く利用権設定をしていきたいと考えております。数字、面積については、先ほど言ったように2カ年間で松田区外のほうに13ヘクタールほどの利用権設定をしている状況にあります。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 去年、利用権設定が切れたという記憶がございますけれども、その辺は処理されているのか、お伺いします。 ○議長(石川幹也) 石川産業振興課長。 ◎産業振興課長(石川岩夫) 引き続きお答えいたします。 松田区との利用権設定については、以前から区の要望もありまして、1年での更新となっております。今年も2月から、来年の1月いっぱいの更新を既に終わっている状況です。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) わかりました。 この企画の課長にお聞きしたいのですが、今、策定委員会が開催されている状況の中で、村として、施設整備に向けて、いろいろ村としての課題等もあると思います。条件整備もあろうかと思いますが、特に重要な要望は検討されているのか。お願いしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 続けてお答えします。 先ほどもお答えしたのですが、やはり水道設備の整備は重要だと思っております。また、ここは圃場整備が終わった地域でございまして、かん排設備もございます。ただ、このかん排設備については、農業大学校を整備した後も草地として使うということもありますので、その辺は農大も利用したいという意向がございます。ただ、補助事業で入れている施設ですので、そこの財産処分についても、検討事項ということでお願いをしております。県が整備した事業と、村が団体で整備した事業がございます。そこについては、補助事業者が申請を出すことになっていて、その辺も県と調整している最中でございます。 議員の皆さんには、事前に資料をお配りしているのですが、この図面を見て、現在の入り口が、土地改良の石碑があるのですが、そこから移動する考えになっております。潟原側です。真ん中から面道路になっているのですが、これが下のほうに、潟原部落寄りになって、そこが面の進入路という形で、利用価値の出るような形で取りつけをしたいということがあるのですが、ここの分は県道とつながっておりません。ですので、そこの部分も課題として上がっていて、ここの部分についても基本設計とかで、課題の解決に向けて調整してくださいということで、課題を上げております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) これから、土地の用地についてはいろいろ課題が出てくると思うのですが、県のほうで土地取得において、これは貸与なのか、あるいは一括で売買等をするのか。その辺を参考に聞かせてもらってもいいですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 松田区からは貸与でできないかという要望も一部ありますが、県の基本的な考え方としては取得する方向でという話になっておりまして、その件については、区や権利者会の皆さんにも現状についてお伝えはしております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 今、村長がおっしゃったこと、これは農業大学校の農地のものについては、松田区と入会権等の話し合いで合意があると思うのですが、特に松田区から、あるいは入会権、杣山のほうから、何か意見等、要望とかありますでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 先ほども一部申し上げましたけれども、できれば貸与が望ましいという話もございましたが、県の意向をお伝えしております。その中で、やはり売買については、適正な価格でやってほしいということは要望としてお受けしております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 農業大学校についてはこれで終わりたいと思います。 次に、臨海部活性化推進事業、これは村の第5次総合計画、あるいは景観条例とか県のものにもいろいろ位置づけされておりますが、ひとつ申し上げたいと思っております。国道臨海部活性化推進事業、これは俗に言う村のレクリエーション地域であります。国道329号と県道234号線、漢那松田線を連結する臨海部、レクリエーション区域は、資料からしますと昭和58年、漢那ダム建設計画の要望として、今は亡き、故仲程實湧元村長の政策で、昭和60年、県道と指定され、開通したものであると言われております。そして平成14年度、観光指定区域、村レクリエーション地域として、村民の共有する財産、あるいは観光資源として土地利用が示されております。それの目的は雇用の拡大、産業振興や地域活性化と魅力ある村づくりを推進し、基本計画が策定されたと私は認識しております。そこで、今日まで、このレクリエーション地域、あるいは臨海部、海側の活性化に向けて、観光産業の推進は大変重要な場所であり、また重要な課題でもあると私は思っております。そこで、今日までなぜこの地域が、行政のほうから方針といいますか、政策といいますか、何も示されていなかったと私は思っております。これまでの過去のいきさつから、今後、村長のここの開発について、どのようにお考えなのか。これは大変重要な課題でありますので、ひとつ御答弁をお願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 この場所につきましては、村の国道利用計画においても、リゾートレクリエーション地域として指定されております。このことについては、村のこの場所についてどのように活用していくかということの方向性だと認識しておりまして、その中で村づくりが行われてきたと思います。ただ一方で、なかなか東海岸の置かれている状況、赤土の問題だとかいろいろございまして、やはり西側よりもおくれをとっているような状況がございますが、私自身もこのエリアについてはリゾートレクリエーション地域として、就任以来、チャペルもできましたし、HIRAMATSUさんもできた。また、事業も始まっている状況なので、方針は示していないということではないと。先輩方が示した方針を引き継いで対応しているということで、私としては理解しております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 30年もこの話が続いております。本当に実現してもらいたいという気持ちから、今日質問をしているわけでございますけれども、観光リゾートの整備促進についてお伺いしたいと思います。村の国土利用計画、あるいは村景観村づくり条例、あるいは第5次宜野座村総合計画等に、海岸地域を中心にレクリエーション区域として位置づけされているわけです。以前に、海岸区域は観光リゾート、私の記憶でありますが、海浜から500メートル以内は、個人住宅の建設は許可しない、認めないということを私は認識しております。今後、その辺が開発に弊害が生じるのではないかと思いまして、この質問をしているわけでございます。また、平成3年、先ほど村長からありましたように、沖縄県総合保養地域の整備に関する基本構想、俗に言うトロピカルリゾート構想や、沖縄県、観光地域で宜野座村、このトロピカル構想の中に、宜野座村サンライズリゾートとして、地域として位置づけされているわけです。そういうことからしまして、先ほども村長からありましたように、内容は本島東海岸の中央部の位置にあり、農地、穏やかな海岸線を持ち、太平洋の水平線、それから海洋性スポーツ研修、保養型の形成を図るということで、このトロピカル構想の中で示されているわけです。これまで、前段で申し上げたことから、今後、この臨海部活性化に向けて、今の状態では前に進まない状況もございますので、いろいろな専門の方が、村の出身者でおりますので、そういう形のノウハウを生かして、中央では大分いらっしゃいますけれども、この人たちのノウハウも借りながら、総合リゾート計画をするには、委員会を立ち上げて、本当に観光産業の整備の基本構想をつくったらどうかと私はそう思うのですが、その辺をどう考えているのか。 ○議長(石川幹也) 金武観光商工課長。 ◎観光商工課長(金武哲也) 続けて伊芸議員にお答えいたします。 村では、平成28年3月に、宜野座村観光振興計画を策定してございます。この計画は5年計画になっておりましたので、次年度、この宜野座村観光振興計画の検証、見直しを行う予定となってございます。その中で、観光振興委員が構成された組織がありますので、そうした組織の中で、検討してまいりたいと考えています。現在の観光振興委員会のメンバーには、有識者という形で3名の外部有識者が構成員としてございます。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 今、課長のほうから、観光振興計画、今度見直しなのですか。新たにやるのか。 ○議長(石川幹也) 金武観光商工課長。 ◎観光商工課長(金武哲也) 続けてお答えいたします。 先ほども申し上げましたとおり、次年度、現行の観光振興計画を検証して見直しを図っていくということでございます。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) これについては、次年度の予算に計上されているということで理解してよろしいですか。 ○議長(石川幹也) 金武観光商工課長。 ◎観光商工課長(金武哲也) 続けてお答えいたします。 次年度は、検証を行いますので、それに向けての委員会の報酬等は計上されてございます。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) わかりました。目的が達成するように、ひとつ頑張っていただきたいと思っております。 次に、保安林の解除ですが、これは私も、以前にも一般質問いたしました。村国道利用計画、県の総合保養地域の整備に関する構想に基づいて、村は海岸重点整備計画地区の滞在型の海浜レクリエーションとして位置づけされております。現在では、この地域でサーバーファーム、あるいはカンナリゾートヴィラ、松田ホテルヒラマツ、惣慶地内に結婚式場、あるいはそういうホテルが、観光振興が図られております。それらのオープンに伴って、太平洋を展望する地域が大変すばらしいと、この方々が話されております。今後、観光産業を誘致するには保安林の問題がネックでありまして、このような状況の中、開発に大変困難を示しております。この保安林は、実際、法的に大変難しいものなのか。法律なのか。あるいは村がきちんと土地利用計画を作成して、それを県に上げていって、現地を調査され、機能する保安林のものが、地域が、機能を果たさない場合に解除もできるという話もあります。金武町でも、一部保安林の解除がされたと。読谷村においても、保安林を解除して住宅地域にしたというものも耳にしております。そういうことからして、先ほどから申し上げるように、このリゾート地域は、重点整備地域として整備計画をきちんとやれば、解除は可能だと、私の独断の判断でありますけれども、その辺はどうでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 先ほども答弁させていただきましたが、この保安林につきましては、森林法に基づいて指定されておりますので、これは法律でございます。その中で、県のほうでそれを解除する、しないということがございますけれども、村のほうでは個別事案の件について、今、臨海地域がリゾートレクリエーション地域だからといって、保安林を全て解除ということにはなりません。個別事案に対して対応しているところでございます。金武町の例が上がりましたが、金武町の場合は、町の所有地、また区の所有地に保安林があって、保安林を解除する要件として、保安林が機能を果たす代替地を、保安林として指定して、新たにそこを指定したということで、解除されたと伺っています。本村の場合は、そういった行政が持っている土地というのは、少ない状況でございますし、保安林として指定されたということは、やはり貴重な場所だということが、まず前提でありますので、我々としては、今議員がおっしゃるように、全体的な話ではなくて、個別事案に対して一つ一つ対応していくという形になろうかと思っております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) これは先ほども申し上げたのですが、本当に村の土地利用計画、国土利用計画にも、このように図面であらわされております。ゾーニング規制ではないのですが、このゾーニングで7つの景観が示されておりますが、この土地利用計画では、このように13あるわけです。土地利用計画構想ということで、きちんと図面もきれいに整理されております。景観条例でも、こういう景観区域としてされておりますけれども、先ほど、個人有地もいろいろあろうかと思いますけれども、今後、建物の用途によって区域を分離して、ゾーニング形式でできないのかどうか。ゾーニング規制というのは、村では難しいでしょうか。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 続けてお答えいたします。 村の土地利用計画構造図が先ほど提示されましたが、この部分は13のエリアで区切られています。米軍施設も入っていますけれども、この考え方は、基本的な村の国土利用の考え方としては、リゾート区域を指定しているこの部分をゾーニングするのですが、基本的には自然を生かした開発ということで、緑地も生かしながらということは、保安林も利用しながら開発をするということにも捉えられます。ですから、一概に保安林を外して開発をするという考え方ではなくて、うまくこれを利用しながら開発をするという考え方もあると思います。これは内部なりにそういう専門的な話も思料しながら、どうあるべきかというのを、今の国土計画の中では、海岸線、これはっきり見ると、緑で覆われているんですね、海岸線は。ということは、ここは緑地を残しながら開発していきたいというのが、もともと、国土利用計画の最初のあり方だと思います。宜野座村は、ある意味自然を残しながら開発していきましょうというのが、最初の出発だということで、第4次の計画もそれを生かしながら、開発も含めて、緑地を含めて、そういう利用の構想となっていると思います。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 法的には大変難しいかもしれませんけれども、知恵を絞って、できる方向で頑張ってもらいたいと思っております。 最後になりましたが、(4)リゾートに関する誘致に当たっては、リゾートの誘致に関する条例の策定、施行の必要はないかということでありますが、先ほども4点のリゾートがございますけれども、その辺を調べてみまして、特に下水道の基準、ppmですね。現在、何ppmで、協定書にもあるのでしょうか。このppmについては。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 リゾートホテルとの協定の中で、水質の排出基準というものは、村独自で明記しているものはないと思っております。ただ、本村の場合は、今、その部分については、きちんとした衛生の中で、決められた基準の中で排出していただいていると認識しておりますし、まずその前に、宜野座村の課題は赤土の流出防止をいかに進めるかというところが大前提だと思いますので、そのあたりも並行しながら、また恩納村のような状況になれば、そういった排出の基準もいろいろと考えていかないといけないとは思いますが、現時点ではそこまでの規制はないと理解しております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 私が特に、この条例制定をしてもらいたいというのは、今後、観光産業が大きな課題になると思うのですが。観光産業をすることによって、地域の活性化があろうかと思います。そこで、検討してもらいたいのは、なぜ条例化に向けて私は質問をしているかという、先ほど村長からありましたように、下水道の基準は今はないとか、あるいは固定資産税、あるいは水道、道路整備、あるいはこれからの新建設のごみ焼却炉の問題、いろいろな課題が出てくると思います。そこで、規制をするものがなくて、手ぶらではこの協定書も今後は大変難しいかと思っております。そこで早目に、こういう問題、課題がいろいろあろうかと思いますけれども、条例化することによって、スムーズな行政運営ができるのではないかという私の思いですので、この質問をしているわけです。今後どのような取り組みをしていこうと思っているのか。ひとつ答弁してください。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 先ほど、下水道の話も答弁させていただきましたけれども、基本的には法律で定められた基準値内で処理していただいていると思いますし、村のクリーンセンターについては、村独自で厳しい設定をして対応しているということは、まずお伝えしておきたいと思います。その中で、条例制定の件がございますけれども、規制の話もございますが、一方で、現時点では、もっと村の自主財源を高める上でも、ホテルなどの建設を促進していくような体制づくりのほうがまずは大前提だと思っています。法律の枠組みの中で、基準を守っていただいて、村としては条例を制定したことが、誘致という言葉は使いませんけれども、企業が進出する際の足かせというか、二の足を踏むようなことにならないように考えなければなりませんので、現時点での条例化というのは、今は考えていないのですが、また逆に、それを促進できるような条例があるのかどうか、このあたりの研究はしていきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 村においては、いろいろやったほうがいいのか、現状のままでいいのかというのは、大変検討課題だと思うのですが、しっかり内部で検討されて、答えを出していただきたいと思います。 ○議長(石川幹也) これで伊芸朝健議員一般質問は終わりました。 暫時休憩します。             (15時01分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (15時11分) 順次発言を許します。 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) では、許可をいただきましたが、質問を始める前にお話ししたいことがあります。12月議会で、私はスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんについて触れました。そのとき、若者や子供たちの声を無視できない時代になったことを話しました。世界のリーダーや大人たちが、それぞれの国家や社会の課題に目を奪われているときに、目覚めた若者たちは地球そのものの危機、気候変動について心を砕いています。昨日の沖縄タイムスにも、関連する記事が出ていました。御覧になった方もいらっしゃると思いますが、全国で7,000名の若者たちが地球の危機、環境危機について行動を起こしています。超党派の、自民党の元環境大臣も含まれていますが、超党派の国会議員団も、本国会で気候非常事態宣言の決議を目指しています。議会にも、宣言を求める陳情書が届いています。皆さんのお手元にも配られている第5番目の陳情書です。ぜひ目を通していただきたいと思います。国連が提唱したSDGs、持続可能な開発目標を多くの国が受け入れ、日本も本村も手探りながら、その方向に今動いています。これから先、私たちは、地球規模で環境問題を考える時代に入ることになります。今は大げさに聞こえるかもしれませんが、そのことを確認した上で、まずは、小さいのですが、沖縄、やんばる、本村の自然環境と辺野古新基地との関係について質問を始めたいと思います。 この数年、沖縄県は世界自然遺産登録を目指して、熱心に取り組んでいます。やんばる地域が登録された場合、本村はその入り口として重要なポジションに立つことになります。そうでなくても、東海岸からやんばる地域に入る玄関口である。そのことに変わりはありません。そのことを踏まえて「自然環境保護」についてどうお考えか、村長に伺います。また、アメリカの権威あるNGOミッション・ブルーが、日本では初めて、名護市天仁屋から本村松田に至る44.5キロ平方メートルの海岸線をホープスポット、希望の海に認定しました。他に例を見ない生物の多様性と、それを守ろうとする人々の努力、特に大浦湾ですが、それが評価されたのです。そこで軍事基地は環境保護に役立つのか。また、辺野古新基地建設は、本村海域と本村にどんな影響があると考えるか。それもあわせてお聞かせください。ついでですが、今朝の新聞には、お隣、金武町のキャンプ・ハンセンから流れ出た高濃度のPFOSの検出が報道されております。既に御存じかと思いますが、基地から出てくるいろいろな物質、有害な物質、それについての研究も今後進められていくものと思います。 それから松田区、布流石原、第5工区の工事進捗状況、これもお尋ねしたいと思います。不確かですが、人身事故があったと聞いております。その詳細を把握していらっしゃるか。それから、第1工区から第4工区までの工事計画は出ているのか。あるいは既に実施されていて、どのような進捗状況にあるのか、お聞かせください。 それから3つ目に、教育長に伺います。村立4校職員の勤務状況調査、これは行われたのでしょうか。調査の結果、勤務上の問題、課題にはどのようなことがあるのか。それから気候変動、郷土学習の取り組みはそれぞれの小学校、中学校はどうなっているのか。そのあたりもお聞かせください。また、第1回教育の日が持たれました。新聞にも取り上げられていましたとおり、あちこちの地域で教育の日、これが廃れていく一方で、新しく設けて、子供たちの明日を開こうとする地域と、2つの流れがあろうかと思います。第1回「教育の日」の成果と課題について報告をお願いしたいと思います。 それから農業大学校については、申しわけないのですが、先ほど伊芸朝健議員の質問の中で、私のお聞きしたいことが全て盛り込まれておりましたので、この件については取り下げさせていただきたいと思います。以上、よろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) それでは津嘉山朝政議員の一般質問にお答えします。 まずは、新基地問題についてでございます。(1)自然環境保護の必要性についての御質問にお答えします。豊かな自然環境と共生していくためには、自然環境の保全、活用が不可欠でございます。本村では、赤土流出防止対策、また緑地や自然海浜の保全及び河川や護岸整備等を行うとともに、自然環境に配慮しつつ、地域の発展に効果的な土地の利用に努めてきました。しかしながら、農地からの赤土の流出やダム建設などによる小中規模洪水の減少に伴う河川や河口の土砂の堆積などが発生し、経済活動に伴う開発が、自然環境に大きな負荷を与えてきたことも事実でございます。現在、それらの課題解決のための対策なども行っておりますが、今後は、豊かな自然を後世に継承するために、自然環境の再生と保全を進め、経済活動との両立を高く意識した施策を行っていく必要があると考えておりますので、関係機関との連携をしつつ、村民を初め、来訪者の環境保全の啓発にも取り組んでいきたいと考えております。 次に、(2)米国のNGOミッション・ブルーが天仁屋から松田間の海域をホープスポットに認定したことについて、どのように考えるかとの御質問にお答えします。米国でも著名なシルヴィア・アールという女性海洋生物学者を中心としたNGO団体ミッション・ブルーが、松田地区の沿岸を含む海域を、希少なサンゴ礁とジュゴンの生息地として、日本初のホープスポット、希望の海として認定したことは報道で拝見しております。ホープスポットについて、日本自然保護協会のホームページから引用しますと、世界に誇ることができるのに、十分な科学的価値、文化的、歴史的、精神的価値、人間活動による影響を覆すことができる可能性のある海域、これから一緒に守っていこうとする地域のサポートがあると認められた場所が登録されます。世界中にある全てのホープスポットの力を集めれば、国の政治リーダーや政策決定者が無視できないようになり、海の保全の役に立つ力になりますとございました。また、今回の認定の背景については、シルヴィア・アール氏本人が、インターネットで配信しておりますが、大浦湾の豊かな海、生物多様性に富んだ貴重な海域であることに加え、辺野古で進む普天間飛行場代替施設に、疑問の声を上げようということを言及されております。今回の認定については、日本自然保護協会などが、大浦湾を含めた海域の自然を守りたい、保護の網をかけたい、辺野古移設問題を中止させたいとの思いで申請し、日本初の認定に至ったのだろうと推測しております。 次に、(3)軍事基地が環境保護に役立つかについての御質問にお答えします。米軍基地と環境保護については、沖縄県内において、米軍基地運用のための活動により、有害物質を含むドラム缶が埋められるなどの土壌汚染、また、先ほど議員からお話のありましたPFOS、PFOAなどによる水質の悪化、本村においては、戦車道の整備などの開発による赤土流出などが問題となったこともございます。また、米軍基地が存在するがゆえに、立ち入りが難しくなることや、開発が制限されるという観点では、自然が守られているという側面はあろうかと思います。軍事基地をひとくくりにして、環境保護に役立つかどうかは、個別の事案によるものと思われます。 次に、(4)辺野古新基地建設は、本村海域にどのような影響があると考えるかについての御質問にお答えします。基地に限らず、漁港建設などを含め、一般的に埋め立て工事による海域への影響としましては、潮流の変化、工事中や施設運用による排水などによる水質の変化、それに伴う生態系の影響などが上げられます。そのことに加え、普天間飛行場代替施設ができることで、航空機の訓練に伴う騒音や振動などの影響が考えられます。これらの影響については、普天間飛行場代替施設建設事業にかかる環境影響評価書へは、埋め立て現場周辺海域への影響として取り上げられており、水質汚濁、生物、植物などの項目に分けて調査した結果、各繁殖エリアの消失や減少面積は認められるが、実行可能な範囲で最大限の環境保全措置を講ずることにより、影響は総じて少ないものと判断されております。平成21年4月に、沖縄防衛局主催で、松田区においても開催された住民説明会で使用された資料においても、工事完了後も事後調査を実施するとの説明がなされております。しかしながら、大浦湾の軟弱地盤改良に伴う設計変更後も、環境影響評価のやり直しを予定していないことに対して、国政野党などから疑義が出ているとの報道もございます。私としましては、この問題については、国での議論も含め、動向に注意しながら、本村への影響が発生するようであれば、関係団体ともしっかりと連携をし、迅速に対応していく所存でございます。 次に、布流石原の開発についてでございます。まず(1)5工区の工事進捗状況についての御質問ですが、施工業者に確認した範囲でお答えさせていただきます。今年の2月に基礎工事の掘削作業に着手しているとのことでございますが、石灰岩が多く、掘削作業に時間を要していることから、全体の工事が来年の12月頃の完了を予定している中、現在の進捗率は1%に満たない状況にあると報告を受けております。 次に、(2)人身事故発生の情報もあるが、詳細を把握しているかについての御質問でございますが、施工業者への聞き取りによりますと、昨年12月中旬ごろに、プレキャストコンクリート擁壁設置作業中に、1.8メートル下の足場へ落下し、頭部を負傷した事故が発生した事実を確認しております。建設現場での労務災害については、労働基準監督署へ報告義務があり、適切に対応している旨の報告を受けております。 次に、(3)第1から第4工区の工事計画は出ているかについての御質問にお答えします。設計業者に問い合わせたところ、2月末現在で開発業者の誘致に取り組んでいる最中で、現在のところ建設計画は、めどが立っていない状況であるとの報告でございました。 ○議長(石川幹也) 志良堂教育長。 ◎教育長(志良堂芳男) 引き続き答弁いたします。 (1)村立4校の教職員の勤務状況調査は行われているかということでございますが、今年度においては、9月に村内4校の教職員勤務状況調査を行っております。勤務時間外の業務時間については、平日において小学校は平均2.1時間、中学校は平均3.2時間。休日において小学校は平均2時間、中学校は平均3.4時間で、本村の教職員の時間外勤務は、小中学校を平均して2.4時間となっております。勤務時間外に最も時間を費やす業務といたしましては、小中ともに一番多かった意見が学習指導に関すること、次が事務処理の仕事、次、保護者面談、生徒指導の順となっております。 続いて(2)勤務上の問題、課題は何か。その対策案についてお答えいたします。今年度9月に、村内4校で実施したアンケート調査結果から、教職員が負担を感じている業務として、小学校では校務分掌に関わる業務、調査ものの対応及び提出、教育相談や生徒指導に係る対応等となっており、中学校では不登校及び課題を抱える家庭への対応、各種調査ものや報告書の作成、作品等の応募の依頼等が上げられております。その対策として、教育委員会では、今年度より長期休業期間において、8月の2週目に3日間の学校閉庁日を設け実施いたしました。また、長期休業期間における教職員の研修においては、これまで2日間行っていた研修を、内容の充実と効率化を図り、今年度は1日とし、教職員がまとまった休暇をとりやすいよう、研修の削減を行っています。事務的処理について、パソコンへの入力等においては、IT指導員の業務の一つとして位置づけ、教職員のパソコン入力のサポートを行っております。不登校及び課題を抱える家庭への対応といたしましては、健康福祉課と連携して対応しております。次年度においては、スクールソーシャルワーカーを配置し、不登校支援等の対策に努めたいと考えています。次年度から、勤務時間の把握及び業務改善を図るため、公務支援システムを導入する予定でございます。勤務時間を把握することで、課題となる時間外勤務の対策を行っていくとともに、小学校、中学校の引き継ぎ資料の円滑化を図ります。また、成績処理や通知書、中学校では調査書の作成において、効率よく作業が行われるようになり、業務負担の解消が期待できます。学校の取り組みといたしましては、中学校では、毎週火曜日にノー部活デー、ノー残業デーを設置しており、定期テスト前の5日から7日間、部活動を停止し、生徒の学習時間の確保とともに、職員のテスト作成の時間確保、定時帰宅、早目の帰宅を奨励しています。小学校においては、水曜日にノー残業デーの設定や諸会議等を減らす工夫、行事の精選を行っております。 次に、気候変動に関する教育は行われているかということに対して答弁いたします。小学校においては、6年生の理科の自然とともに生きるという単元で、地球は私たちの住みかとして捉え、住みよい地球にしていくためにはどのような環境にしていけばよいのかを考える授業を行っております。私たちの暮らしと環境の関わりを水、空気、食べ物について調べ学習を行い、発表につなげております。また、5年生の社会の国土の自然とともに生きるという単元で、森林と私たちの暮らしにはどのような結びつきがあるのか学び、地球温暖化とのかかわりにも触れています。中学校においては、理科の気体の性質、環境の単元で、気候変動や温暖化、エネルギー問題について、また国語のフロン規制の物語の単元で、気候変動及び地球温暖化の問題、英語の単元においては熱帯雨林の恩恵と環境問題の学習、社会の環境の単元で、気候変動や地球温暖化に伴う条約等について学んでおります。各学校において、特別活動や教育活動全体で足元から環境美化、ごみの分別、ボランティア活動などの体験活動を通して、環境教育の実践を通して、興味関心を持たせております。 次に、(4)琉球・沖縄の歴史、文化に関する教育についてでございます。小学校においては、4年生の社会科、地球の発展に尽くした人々の中で、儀間真常、玉城朝薫、屋良朝苗、宮良長包について学習し、学習発表会で劇化したりしております。総合的な学習では、地域に伝わる伝統芸能を地域の方から学び、発表の機会を持っております。また、しまくとぅば読本の活用や校内放送で村歌を流すなど、教育活動全般で、沖縄の歴史、文化に触れるよう工夫しております。中学校においては、地理で伝統的な町並み、自然環境と生活や産業学習、国語では沖縄方言での自己紹介、組踊の学習、歴史では地域産業、歴史、文化などについて調べ学習をし、社会科新聞を作成、総合的な学習では宜野座地域の伝統文化、平和学習、組踊鑑賞を行うなど、各教科において琉球・沖縄の歴史、文化について学んでおります。 次に、(5)第1回教育の日の成果と課題についてでございます。宜野座村では、教育の充実及び発展を図るために、毎年11月1日を教育の日とすることを、平成31年3月31日に制定しました。令和元年11月1日の宜野座村教育の日では、本村の教育活動等に顕著な功績のある団体や個人の表彰、宜野座村ジュニア海外語学研修生による研修報告、夢実現に向けてと題して、吉本久也氏に特別講演をいただきました。アンケートには「とても意義のある施策であるので、毎年開催したほうがよい」や「このような表彰があると子供たちのいろいろな意欲が湧く」などの御意見がございました。課題といたしましては、一般の参加が少なかったことから、開催時間や周知の方法、式典の持ち方などについて検討していきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 回答をいただきました。 では、まず村長に確認をさせていただきたいと思います。自然環境の保護については、やはり重要な課題であると、そういうことですね。軍事基地が自然保護に役に立つのかどうか、非常に曖昧な質問になってしまいましたが、それについて村長からこういう発言がありました。金網で囲われているために、保護されている自然もあると。これは三、四十年も前から言われていることです。もし、金網がなかったら、沖縄の人たちはどんどん山に入りこんで好き勝手に開発をして、動物も植物もだめになったのではないか。金網があるから守られた。これは私も一部当たっていると思います。ただ、東村あたり、あるいは国頭村あたりの解放地を確認してみると、相当汚されているわけです。今でも表に出ているのは、銃弾の弾が出てきたり、写真で見えないところ、土壌汚染等はまだまだ調べられていない。ですから一長一短は確かにある。軍事基地というのが、基本的には非生産的ではなくて反生産的なのです。非は、生産的ではないということです。反というのは、生産的なものを壊していく、そういうことだと思います。今、自然環境保護というのはとても大切なことだ、これは共通の認識に立てたと思います。そういうことでよろしいですか。 では、自然環境と本村にとって、軍事基地はどういう影響を与えるのか。これは先ほども答えをいただきました。やはりいろいろな意味合いで、村長も心配されているんだなということがよく伝わっていました。もし、本村の自然環境と本村の村民の生活に関わるようなことがあった場合には、村長は、迅速に対処していきたい。そういうことも述べられていました。それでよろしいですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 自然環境保護の重要性は認識しておりますし、また、何か影響を受けるようなことがあれば、しっかりと対応していきたいと考えております。
    ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) では、辺野古新基地にお話しを戻させていただきますが、辺野古新基地建設を許して、そしてそれが機能を始めた場合、本村の、宜野座村の生活と将来はどうなるか。これまで議論を重ねてきたところです。V字滑走路の延長線がどこに向かっているか。それから新基地所属予定の機種機数、離発着回数、訓練内容、きちんと確かめたわけではありませんけれども、200機ぐらいが駐在するのではないか、そういうお話しもあります。ただでさえ、騒音に悩まされている中で、今後、もし運用が始まった場合、宜野座村の生活はどうなるのか。考えるだけでちょっと怖くなるのですが、何よりも沖縄県民の生命を無視し、ミリタリーファースト、傍若無人な米軍の振る舞い。日本国民であるはずの私たちと私たちの子や孫を守れない、守ろうとしない日本政府、防衛局の無責任ぶり、無能ぶりを見るに、子供たちのために、孫たちのために、辺野古新基地建設は決して許せるものではありません。そこで、村長は先日の施政方針においても、昨年と全く同じような内容の文章を載せていらっしゃいます。「辺野古移設問題については、現在、国と県が係争中である上、今後、両者がどのような協議を行っていくのかは、予断を許さない状況であり、私としましては、引き続きその動向を注視していきたい」と述べています。これは、前年も全く同じ文言です。そして、渡具知名護市長の文言にもぴったり重なります。新聞記事の中に、渡具知名護市長がお話したことも全く同じでした。私は思うのですが、リーダーとして石橋を叩いて渡る、慎重な上にも慎重を、思慮の上にも思慮を重ねて、村民をリードしていく。これはすばらしい姿勢だと思います。ただ、右へ倣えではいけないと思います。名護市と本村の置かれた条件は全く違うということを、村長は確認していただきたいと思います。名護市は、特に名護市街は、立場上の当事者でありますが、宜野座村民は、今後、基地ができ上がった場合、日常的被害の当事者になるのです。さらに、今後どうなるか。玉城知事は反対の意思をしっかりと、何度も繰り返し、県民にも国民にも述べています。彼の立ち位置は明快です。予断の入り込む余地はありません。老婆心ながら申し上げます。先ほども言いましたが、右へ倣えという生き方は、主体性を失い、思考停止と無責任、人権と民主主義の否定につながる行為だと考えます。 村長は、12月議会において、3期目出馬を表明しましたが、その前に、眞栄田絵麻議員も触れておりましたけれども、県議会選挙があります。もしかしたら衆議院選挙もあるかもしれません。「残念ながら、私の立場上、自分の権限の中でしか動けない」そうおっしゃった當眞村長。これまでの選挙の中で、當眞村長が応援に回ったのは推進派、あるいは容認派の候補でした。特に島尻安伊子さんの時には確認をしました。「島尻さんの業績とその他の総合的な判断のもとに、この地域の選対の役職を請け負いました。」そうおっしゃいました。でも、「本心は県外移設である」と。「新基地は反対である」と。なぜその本心が表に出ないのか。あるいは本心と裏腹な行動に出てしまったのか。村長がさまざまなしがらみの中で苦渋の選択をされた、これは私にも理解できます。ただ、前の議会で話しましたが、私は村長の苦渋の気持ち、苦渋の内面を理解するためにここにいるのではありません。村民と村民の未来と、それを大切にしたいからここで拙い言葉を述べているのです。この6月の選挙、あるいは衆議院選挙があった場合に、村長は、今度こそ主体的に村民の民意を背に負いながら、そして私たちの子供たちのためにも先頭に立って行動でもって、新基地反対、あるいは県外移設、これを述べていただきたい。3期目の12月、村民の多くがそのことを期待していると思います。私も全く同じ立場で、村長に期待を寄せておきたいと思います。 ではここで、村長に再度お尋ねします。本音、本心、心情はわかる。その心情を正直に吐露できない、そのしがらみとは何なのか。教えていただきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 先ほど質問の前に、名護市長と施政方針の内容が全く同じということで、右へ倣えというのはいかがなものかということがございましたけれども、私は就任して7年目でございまして、名護市長よりも長く首長をしております。私から言えば、私に…、これ以上は言いません。私は別に名護市長の発言に倣って答弁をしているわけではなくて、以前から同様の表現でお話しをさせていただいておりますので、そこは誤解のないようにしていただけたらと思っております。 行政を預かる者として、以前から申し上げておりますけれども、基地の問題、大変重要な問題だと認識しております。村民の声、思い、被害などの状況、また選挙の結果など、自分なりに理解しているところでございますけれども、また私は、行政の運営をしっかりとしていかないといけないということもございまして、そういう中で、やはり総合的に判断していかなければならない立場でもございます。これまで本村、いろいろな施設も造ってまいりました。例を挙げますと、サーバーファームなどにつきましては、築18年になります。機器の更新時期になりまして、議会の了解も得ましたけれども、UPSの更新については、4億円弱の費用がかかりました。これについては、キャンプ・シュワブ再編交付金を充てております。また新たな更新が控えておりまして、非常用発電機の更新がございます。これのために基金を積んでおりますけれども、これも同じくキャンプ・シュワブ再編交付金を積んでおりまして、これの更新に7億円近くの予算がかかると見込んでおります。こういった各施設等も含めて、補助事業などを有効的に活用しながら、村の運営をしていかなければならない。特にサーバーファームにつきましては、村が施設を造りました。民間企業がそこに入居しておりますけれども、企業はそこで営業活動をしておりますので、その施設が万が一トラブルを起こした場合に、損害賠償などの問題も発生するおそれがございます。そういう意味では、念には念を入れて、施設の管理をしていかなければならない状況にございます。ただ、これだけの費用をどこから捻出してくるのか、そういったことも考えなければなりません。もちろん、キャンプ・シュワブ再編交付金については、それだけに使っているわけではなくて、ふれあい交流センターの積み立ての部分もしておりますし、これまで村営学習塾の運営費にも充てています。そういう意味では、村を運営していく上で、この財源をどう確保するか、また一方で自主財源をどう拡大させていくのか、そういうものの中で、職員も頭を悩ませながら対応しているのも事実でございます。 今回、再編交付金で予定しておりましたサーバーファームの空調の工事については、北部連携促進事業、北部振興事業、それで飛び込みで入ることができました。これをあわせて、イチゴ農家、4農家分、両事業合わせると5億6,000万円ほどの総事業費になると思っていますけれども、そういう事業が獲得できました。こういったものを、村民の暮らしや村の施設の維持、また村の発展、さまざまな財源をどう活用していくかというのが、我々の使命でもございます。そういう中で、やはり総合的に判断していかなければならないと私は考えておりまして、そういう観点から見た場合に、また宜野座村の置かれた状況、これについては眞栄田絵麻議員にも話をしましたけれども、辺野古移設問題については、村が権限を有していないような立場でおりますので、そういう立場の中でいろいろな思いもございますけれども、そういう中で総合的に判断して、選挙への対応、そしてまた村の運営、そういったものをあわせて考えて判断し、行動しているというところでございまして、答弁になっていますか。そういう形で行動しているということでございます。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 苦しい状況というのは、私たち素人にも伝わってはくるんです。わかりはするんです、議員をしていたら。やはりそういった財源、ここに一つの大きなネックがあると。この間お話しがありましたとおり、自主財源というのは、本当に微々たるものですよね、全体の中では。半分もいかない。4分の1もいかないかもしれない。そういう財源の中で頑張っていらっしゃるというのは理解できます。ただ、子供たちの命は、お金とは代えられないわけです。ですからもし、整理すべき事業や補助を受けた箱物があるのでしたら、思い切って整理をしていく、これも大切なことだと考えますが、村に利益をもたらしていない施設について、処理をしていくという、大なたを振るっていくという、そういうお考えはお持ちですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) お答えいたします。 村に利益をもたらしていない事業など、事業についてはスクラップ・アンド・ビルドということで、そういうこともしながらやっておりますけれども、行政は継続性も確保していかなければならないということもございます。また、先ほどお話しした施設については、民間の活用などもございます。時期を見て、もう時代に合わないということなどもあれば、いろいろな対策を考えなければならないとは思いますけれども、一方で、雇用がそこから失われたり、また住民サービスが低下するということも、お互いの覚悟の中でやっていかなければならないことになっていくだろうと思います。ですから、そういった中でどう村づくりをするのか。また、少し話をもとに戻せば、自主財源を高めていくためには、また開発が必要になってくるわけです。そうすると、自然との調和をどうしていくのかという所も、大きな課題になってきます。ですから、そのあたりのバランスの中で、行政も継続している中で、知恵を絞りながら対応しているということでございまして、議員がおっしゃる将来の子供たちのことも、話はよくわかります。そのために、学習支援もやりながら、置かれた現状をしっかりと見つめながら対応していくのも、私の今の立場では必要なことだと思っておりますので、そういう対応をさせていただいているということで、御理解いただければと思います。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 今までのお話の流れは、私にもわかります。理解したとお答えしておきます。 お話しを戻しますけれども、やはり子供たちのことを、私たちは考えないといけないわけです。今生きている私たち大人も大切、もちろんその生活があって初めて子供が生きてくるわけですから、現在の私たちの生活はしっかりと守らなければならない。ただ、単純な目で見ていくと、新基地建設は子供たちにとって大きな大きな禍根となります。それは議論を尽くしてきました。私たちは70年以上米軍の隣で生きてきたわけです。それが、また自分たちの孫にまで引き継がれていく。負の遺産として。そのことについて、心情的なことかもしれませんけれども、この心情的なところが一番、政治としては大切な所ではないですか。私たちは、自分たちの祖父の時代に大きな大きな戦争で犠牲を払ってきているわけです。彼らが望んだことは何なのか。現在、向こうの世界から私たちを見下ろしていて、私たちにかけたい言葉は何なのか。そして私たちは、私はですけれども、子供を育て上げて、今は孫を見ている年代ですけれども、孫たちの未来がどうなるか。しがらみも何もない、ただその一点だけを見つめて生きられる立場にあるわけです。とても幸せな立場だと思いますが、新基地建設、これが完成されて運用が始まった段階、私たちは、私たちの孫たちに対してどんな言葉をかけられるのか。子供たちがいつも空を見上げながら、今、普天間の子供たちが置かれているような状況の中で、自分の命と向き合いながら、こんな幼いときから生きていく。その状況は、やはり許せるものではないと思います。村長も、恐らくは一緒。ここにいるみんなが一緒だと思います。ならば、その気持ちを形に表すことが大切なのではないでしょうか。私はそう考えるのですが、村長はいかがですか。立場はわかりますよ。今、軽々と動けない、言葉にできないという立場もわかりますが、心情こそ、今、大切にすべきことではないのか。私のその考えに対して、村長はどうお考えですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 議員がおっしゃることも十分よく理解します。私もまだ幼い子供がいますので、そういう意味では、この施設ができることでの影響は、かなり大きいという認識もございます。そういうことは十分理解しております。ただ、こう言うとあれかもしれませんが、行政を預かる者として、法律に従いながら、置かれた状況の中で最善を尽くすということも必要なことだと思っておりまして、それを先ほどから述べさせていただいております。思いの部分も大切です。ただ、思いだけではなくて、実際に私の立場は、具体的にどういうことをやっていくのか。置かれた状況の中でどのようなことができるのかということを模索しながら行動していくのも、私、行政を預かる者としてそういう責任があると思っておりますので、思いの部分は自分なりに大切にしているところはございますけれども、やはり現実に向き合いながらどう仕事をしていくかというものは、行政、私のみならず、職員もそういう気持ちで、正直に言えばいろいろな腹立たしい話も多々ございます。ただ、置かれた中で対応するということが、置かれた立場だと思っていますので、そういう形で、現在行動しております。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) その件はよくわかります。 では、心情から離れたところで最後に一つだけ。村民の7割近くが新基地に反対しております。村長と初めて話し合い、こうやって質問をしたときに、私が最初にお訪ねしたのは、民意についてどうお考えかということをお話ししました。民意こそ民主主義の根幹であると村長はお答えになりました。では、70%の村民の新基地反対という民意は、村長の中でも無視されているのではないか。そのように私は考えています。ということは、村長の村政は、民主主義とは離れたところにあるのではないか。そういう危惧疑いを持っておりますが、村長はどうお考えですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 村民の民意が無視されているのではないかということでございましたけれども、あくまでもこの事業に関しましては、私が事業主体でもございませんし、先ほど名護市の立場と宜野座村は違うということもありましたけれども、国の見方としては、当事者はあくまでも名護市でありまして、宜野座村は周辺自治体の一つにしかなっていないということは、これまで行動してきた中で感じているところでございます。ですから、そういう意味では、私としては、今、村民の声はこうなっていますよということは、関係機関、また防衛の幹部の皆さんにもしっかりと伝えております。ただ、私の置かれた立場というのは、やはり限られた条件の中で仕事をしないといけないということでございますので、私が決して民意を無視しているということではなくて、宜野座村民の声としては、現状などもしっかりと国に伝えさせていただいておりますし、これは別に国だけではなくて、沖縄県にも同様のことを対応しているところでございます。決して、民意をないがしろにしているということではございません。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) この件について、もう収めましょう。 最後と言いましたが、今度は確認です。先ほど、柵で囲われているから自然が保護されているという考え方が、沖縄の人たちの中に、特に宜野座村の中にはあると。そういったことをお話ししましたけれども、村長、軍用地は私たち村民のものですよね。私たちは貸主であって、私たちから土地を借りているのは、日本政府、それから米軍ですよね。私たちは土地を貸している。彼らは私たちから借りている。私たちはもっと強い位置から彼らに発言してもいいのではないですか。どうでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 柵があって自然が守られているという話が昔からあるということもございましたが、あえて実例みたいなものを少し言いますけれども、今、県道104号線の事業を、金武町から恩納村までの道路の整備があります。金武から喜瀬武原については、事業ができているのですが、喜瀬武原から安富祖までの間は、線形もかなりいびつな形の道路になっています。地域としては、その道路については、早く調査をして整備したいということがありますけれども、また一方、米軍のほうはいろいろと環境問題などの話がございまして、なかなか事業化に至っていないということもございます。ですから、人間の利便性、それを求める一方で、見方を変えれば自然を触らないということもあろうかと思います。また、本村においては、絶滅が危惧されていますリュウキュウメダカについても、本村の演習地内の中には生息しているという話も、専門家の方からも伺ったことがあります。必ずしも、だからといって自然が守られているとは言いませんけれども、そういう一面はあるんだろうなということを申し上げたということでございますので、そこは誤解のないようにお願いしたいと思いますが…、事例を申し上げて質問が飛んでしまいました。失礼しました。 これまでも防衛局、防衛省、そういうところには、我々は厳しくいろいろと申し上げています。騒音とかいろいろな問題が出たときに、このことは強く申し入れもしていますし、そこはしっかりと国が責任を持って、米側に使わせているわけですので、その対応をしてくれということは、日頃から、事があるたびに伝えているところでございます。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 村長のほうに、再度老婆心ながら、6月、村長がどのような形で県議選に関わっていかれるのか、これは村民が注視しておりますので、そのあたりを考えながら、3期目に向かって活動されてください。 では次に、比嘉企画課長にお願いしたいと思います。質問させてください。第5工区の布流石原開発、当初計画よりも遅れていると。今年12月に完了になると。現在は1%にしか満たない進捗状況だということがありましたが、岩盤が固いためにということになっていますけれども、理由はそれだけですか。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 続けてお答えします。 建設業者に確認をしたらそういう回答でしたので、うちがあえて、どういう理由かということは、追加では質問しておりません。今の建設業界の状況からすると、ちまたで言われている人夫の人材確保とか、そういうところも影響があるのかなとは思います。これはあくまで私感でございますので、明確な答えとしては、うちの聞き取りの中では、こういう土質の想定外の量が出ているということになっております。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 同じく布流石原の件ですが、第1工区から第4工区までの建設計画は、今のところ全く動いていないと、そういう答弁を村長から頂きましたけれども、そのとおりですか。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 続けてお答えします。 そこについても、先ほど村長が答弁したとおり、設計業者に確認しました。向こうのほうも問い合わせが来るのですが、状況といいますか、やはり開発する業者を確保するための動きをしているだけで、まだ正式にそういう届けという形ではないです。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 最後の質問になりますけれども、例えば、発注者が村の場合だと、工事中に事故があった場合には、村も発注者として関わっていくわけですが、今回のように第4工区で起こった落下事故、この場合には、発注者ではないと。認可者、あるいは同意者。その場合にはどういう関わり方になるのか。説明してください。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 民間の工事について、村が関わっているか。この開発の、景観にかかる手続の譲歩の許可はしますけれども、工事についての許可はうちではございませんので、それに明確に、どうこの事故に対して、路線に対してどうかではなくて、先ほど言いました労働基準監督署が、そういう仕事、この業務をしていますので、そこでは明確に建設業の事故については、届けることになっていますので、建設業法で明確にうたわれていますので、その辺は手続がきちんととられているということで確認しましたので、村がそういう工事に関わるということはございません。 私も前任は建設課長ですので、続けてお答えします。村の発注の工事については、届け出をする義務があります。村も報告しないといけないです。それは明確に、業者のほうにもそういうものをやりなさいという指導はしていますので、村の発注については、村についてもそういう報告義務がありますので、それについては明確にやることになっております。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 企画のほうは以上です。 教育長に質問させてください。先ほど、非常に細かな説明をありがとうございました。今回が最後の議会になろうかと思うのですが、確認というより質問です。まず、学校のほうに、非常に手厚い、宜野座村の場合には手厚い支援員の配置、これがなされています。どの地域に聞いても、宜野座村ほど手厚いところはないと。給与面でも。そんな中で、人材確保に毎回御苦労されていますが、支援員の派遣について、現場の先生方はどのような感想をお持ちでしょうか。 ○議長(石川幹也) 志良堂教育長。 ◎教育長(志良堂芳男) 続けてお答えいたします。 今、支援員の皆さんは、学校長、それから教員とうまく連携を取りながら、情報交換をしながら、本当に円滑に活用されて、しかも縦に、同じ学年だけではなくて、いろいろな子供たちと関わるような、そういう働き方をしていただいて、現場からも非常に助かっているという情報はあります。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 支援員の方にも、非常に熟達した、熟練した支援員と、あるいは本年度からやってみようかと、頑張ってみようかという形でいらっしゃる、経験年数の差があると思うんですよ。最長の支援員でもいいですし、サポーターでも、支援員でも、最長の方は何年ぐらいでしょうか。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (16時12分) 再開します。               (16時13分) 志良堂教育長。 ◎教育長(志良堂芳男) 続けてお答えいたします。 支援員の場合には、まずは年度末に希望調査をしています。そして、なかなかハローワークで募集をしてもなかなか集まっていただけなくて、我々が、あなたは雇用しませんと言ったことのある事例は、ほとんどないと思います。ほかに仕事があるので移りますとか、意向調査した後、採用しているということでございます。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) わかりました。支援員の件について、なぜこれほどしつこくお話をするかというと、やはり支援員も、学校にいる間は先生なのです、教師なのです。だから、教師としての意欲、あるいはまた責任感、あるいは教師としてサポーターであっても支援員であってもそうですが、そばから、やはり先生方の動きというのはしっかりと見ることができると思います。だから、支援員の方たちの中で、本村の子供たちにとって宝となるような支援員がどのくらいいらっしゃるのか。そのあたりを、いずれはゆっくりとお話しを聞かせていただきたいと思います。 先ほど、先生方の忙しい様子を本当に細かに説明をしていただきました。平和教育、それから性教育、職業教育、安全教育、IT教育、教室の中で授業だけをやっているわけにはいかないのです。学校の先生方というのは。そんな中に、新たにまた要求するのは本当に心苦しいのですが、沖縄の文化、歴史、そういったものに関して、地域の人材を掘り起こして、地域の人材を派遣して年に何回でも構いません。特設授業でも構いませんが、そういう授業を打つ計画はおありでしょうか。難しいと思いますが、お答え願いたいと思います。 ○議長(石川幹也) 志良堂教育長。 ◎教育長(志良堂芳男) 続けてお答えいたします。 確かに、授業に組み込むというのは少しハードルが高いといいますか、教科も増えて、先生方は授業実数が足りなくなるということもございますので、ただ、今、学校行事、運動会とか学習発表会とか読み聞かせとか、いろいろな形で奉仕作業とかで学校に協力していただいていますので、その延長上で活用できたらと思っています。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 先ほど、村長からもお叱りを受けましたけれども、やはり右へ倣えというのは、余りよろしくない。私はそう考えるのですが、本村独自の学校教育、村立の4校の中において、これが宜野座村の目指す人間づくり、人間がつくれるかどうかわかりませんが、人づくりなんだと。ここだけは、他の地域の学校に比べて、私たちの誇りとする特色なんだ。そういうものをぜひ学校教育の中に、教育長をはじめ、皆さんの力で打ち立てていただきたい。同じように、教育の日も本村ならではの教育の日。先ほど、反省の中で、一般の方の参加が少なかったと。そこが大きな問題だと思います。一般の村民は教育に対して関心がないのか。関心があるからこそ、あれだけ村営塾にも期待をするし、子供たちを陰になり、日向になり、支えている人たちがいっぱいいるわけです。その人たちの気持ちを集約して、宜野座村らしい教育の日、これをつくっていただきたいと思います。それについて。 ○議長(石川幹也) 志良堂教育長。 ◎教育長(志良堂芳男) 続けてお答えいたします。 今回、第1回ということで、我々も準備期間がそんなになかったのですが、総合教育会議まで持って、みんなで考えた結果、こういう番組編成といいますか、なりましたけれども、次年度に向けて、さらにまたバージョンアップして、中身の濃いものにしていきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) あと2分ありますが終わります。教育長、長い間お疲れさまでした。ぜひ本村ならではの教育、もちろん小学校だけではない、中学校だけではない。幼児教育も、青年教育も、老人教育も含めて、ぜひつくり上げていただきたい。私も微力ながら協力させていただきたいと思います。以上で終わります。 ○議長(石川幹也) これで津嘉山朝政議員の一般質問は終わりました。 これで、本日の一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は終了しました。 本日は、これで散会します。        (16時18分)...